PPバンドでかごを作る方法は?初心者向けの模様や作品も!(編み方:手芸:キットなど)
荷造りに使われることの多いPPバンドは、軽くて水に強く、色の組み合わせも楽しめる手芸素材です。
基本の編み方を覚えれば、買い物かご風のバッグ、小物入れ、花かごなど、暮らしに役立つ作品を作れます。
初めて挑戦する場合は、複雑な模様よりも四角い底のかごから始めると、編む順番やバンドの締め具合をつかみやすいでしょう。
PPバンドのかご作りは、正確な本数の準備と底の編み込みが完成度を左右します。
PPバンドかご作りの基本手順

それではまずPPバンドかご作りの基本手順について解説していきます。
初心者でも、底を格子状に編み、側面を立ち上げ、縁を処理する流れを守れば、実用的なかごに仕上げられます。
完成形から考えるサイズ設計
最初に決めたいのは、何を入れるかという用途です。
リモコンや文房具を入れる小物入れなら小さめで十分ですが、タオルや野菜を入れる収納かごなら、底面と高さに余裕が必要になります。
完成サイズだけでバンドを切るのではなく、側面を立ち上げる長さ、折り返す縁の長さ、編み込みで失われる分も見込むことが大切です。
特に縦方向のバンドは、底から側面、縁の折り返しまで連続して使うため、短すぎると最後の始末ができません。
初作品では、横幅二十センチ前後、奥行き十センチ前後、高さ十センチ前後の長方形かごが扱いやすいサイズです。
目安となる考え方です。
縦ひもの長さは、かごの高さを二倍にし、底の奥行きと縁の折り返し分を加えて決めます。
横ひもの長さは、底の横幅に側面二面分の高さと、編み始めと編み終わりの余裕を加えるイメージです。
迷ったときは短く切らず、最初は長めに準備すると安心でしょう。
底を格子状に編む順番
PPバンドのかご作りでは、底が作品の土台になります。
まず縦用のバンドを平らな机に等間隔で並べ、その上から横用のバンドを一本ずつ交互に通します。
一本目を上、下、上、下と通したら、次の一本は下、上、下、上と反対の順番にします。
この交互の関係が崩れると、格子がゆがみ、側面を立ち上げたときに形が整いません。
底を編み終えたら、中央から外側へ向かってバンドを軽く引き、格子の間隔をそろえます。
強く締めすぎると底が反りやすくなるため、隣同士が密着しすぎない程度に整えるのがコツです。
定規で底の対角線を確認すると、左右のずれを早い段階で見つけやすくなります。
側面の立ち上げと縁の始末
底が整ったら、外周に出ている縦バンドを一度に折らず、四隅から少しずつ立ち上げます。
角を先に折ると、長方形の輪郭が見えやすくなり、側面を編み始める位置も決めやすくなります。
側面用の長いPPバンドを一周させ、縦バンドの内側と外側を交互に通していきます。
一段ごとに四隅を確認し、底と側面が直角に近い状態を保つと、すっきりしたかごになります。
必要な高さまで編んだら、余った縦バンドを内側または外側へ折り返し、すでに編んだ段の隙間に差し込んで固定します。
縁の始末では、すべてのバンドを同じ方向へ折り返すことが重要です。
折り返し方向が混ざると、口元が波打ったり、手に触れたときに引っ掛かったりします。
差し込んだ先端が短く残る場合は、編み目の奥まで押し込み、飛び出しがないか確認しましょう。
必要な材料と道具の選び方
続いてはPPバンドかごに必要な材料と道具を確認していきます。
専用の高価な道具がなくても始められますが、切る、測る、留めるための基本用品をそろえると作業が安定します。
PPバンドの幅と色の選定
PPバンドには、荷造り用の平たいタイプや、手芸向けに色数を増やしたタイプがあります。
初心者には、幅が十五ミリ前後で厚みがあり、折り目を付けやすいものがおすすめです。
細いバンドは繊細な模様を作りやすい反面、本数が増えて編み目が細かくなります。
太いバンドは早く形になりますが、小さなかごでは角の処理がやや難しく感じるかもしれません。
色は二色までにすると、上下の編み順や模様の変化を確認しやすくなります。
最初の作品は、土台になる色を一色、アクセントを一色に絞ると失敗しにくいでしょう。
切断と固定に役立つ道具
長さをそろえて切るために、メジャーまたは定規を用意します。
はさみは一般的な工作用でも使えますが、切れ味が悪いと端が斜めになり、編み込みにくくなります。
洗濯ばさみ、クリップ、マスキングテープも便利です。
底を編む途中や、側面の一段目を固定したいときに仮留めすると、手を離しても編み目が崩れません。
目打ちや細い棒があると、締まった編み目の隙間へ先端を通す作業を助けてくれます。
| 道具 | 主な役割 | 初心者向けの使い方 |
|---|---|---|
| 定規またはメジャー | バンドの採寸 | 切る前に必要本数をまとめて印付けします。 |
| はさみ | PPバンドの切断 | 端をまっすぐ切り、必要に応じて角を少し丸めます。 |
| 洗濯ばさみ | 仮固定 | 底の四隅や編み始めを留めます。 |
| マスキングテープ | 机上での固定 | 縦バンドが動かないよう端だけを貼ります。 |
| 目打ち | すき間の確保 | 縁の折り返しを差し込む際に使います。 |
手芸キットと単品材料の使い分け
PPバンド手芸キットには、必要な長さにカット済みのバンド、説明書、場合によってはクリップが入っています。
材料選びに迷う場合や、編み図を見ながら一つ完成させたい場合には、キットが向いています。
一方で、自由な大きさや配色にしたいなら、PPバンドをロールで購入する方法が便利です。
ロールから作る場合は、作品ごとに必要本数と長さを紙へ書き出してから切り始めると、切り間違いを減らせます。
同じ色を多く使う大きなかごでは、キットより単品材料のほうが無駄を抑えられることもあります。
キットは編み方の練習に向いています。
単品材料はサイズ変更やオリジナル模様に向いています。
最初はキットで構造を理解し、二作目からロールのPPバンドでアレンジする流れもおすすめです。
初心者向けの平編み模様
続いては初心者向けの平編み模様を確認していきます。
かごの模様は難しそうに見えても、基本は上下交互に通す平編みの繰り返しです。
一色で作る整った格子模様
一色で編むかごは、PPバンド特有のつやと格子の美しさがよく見えます。
配色の境目を考えなくてよいため、初めて底から側面まで作る人にも取り組みやすい方法です。
白、ベージュ、茶色、黒などの落ち着いた色なら、洗面所や玄関、リビングにもなじみます。
単色でも、縁だけ別色にすると印象が引き締まり、作品らしい表情が生まれます。
単色作品は、編み目の均一さがそのまま見た目に表れるため、各段を整える練習にも適しています。
二色で作る市松風の模様
二色を交互に使うと、市松風の模様やチェック柄のような雰囲気を楽しめます。
縦バンドを一色ずつ交互に並べ、横バンドも同じように交互にすると、底から規則的な柄が現れます。
赤と白、紺と生成り、緑とベージュなど、明暗差のある組み合わせは模様が見えやすいでしょう。
最初は二本ごとに色を変えるより、一一本ごとに交互にするほうが数えやすくなります。
側面へ進むときも、底で決めた色の順番を写真やメモで残しておくと、途中で混乱しません。
段ごとに色を替えるボーダー模様
縦バンドを一色にそろえ、横方向に編むバンドだけを数段ごとに替える方法もあります。
このボーダー模様は、側面の高さが分かりやすく、完成時の印象を大きく変えられる点が魅力です。
底は濃い色、側面は明るい色、縁は再び濃い色にする配色なら、安定感のある作品になります。
色替えする箇所は、かごの角付近に寄せると、重なりや端の処理が正面から目立ちにくくなります。
模様作りで大切なのは、色数を増やしすぎないことです。
初心者のうちは二色か三色に抑え、繰り返しの規則を紙に書いておくと、編み違いを防げます。
色の順番を決めてから裁断すると、途中で材料が足りなくなる心配も減るでしょう。
かごの形別アレンジ作品
続いてはかごの形別アレンジ作品を確認していきます。
基本の平編みを覚えた後は、用途に合わせて底の形、高さ、持ち手の有無を変えるだけで作品の幅が広がります。
卓上で使える小物入れ
小物入れは、PPバンド手芸の最初の作品として人気があります。
ペン、付せん、充電ケーブル、化粧品など、散らかりやすい物をまとめるのに便利です。
高さを低めにすると中身を取り出しやすく、縦長にするとペン立てとして使えます。
底面を正方形に近づけると、コンパクトでも安定した形になります。
机の上で使う場合は、バンドの端が出ていないか手でなでて確認し、必要なら底にフェルトを貼ると机を傷つけにくくなります。
収納に便利な長方形バスケット
タオル、靴下、お菓子、子どものおもちゃなどを入れるなら、横長の収納バスケットが便利です。
大きい作品では、底の格子がゆがみやすいため、底を編んだ段階で四辺の長さを測ると安心です。
側面を高くするほど、立ち上げる縦バンドには長さが必要になります。
また、重い物を入れる予定なら、底に段ボールや薄いプラスチック板を敷くと形を保ちやすくなります。
収納かごは見た目だけでなく、入れる物の重さと持ち運ぶ回数を考えて設計することがポイントです。
持ち手付きのかごバッグ
持ち手付きのかごバッグは、PPバンドの丈夫さを生かせるアレンジです。
ただし、持ち手部分には力が集中するため、細いバンド一本だけで作るより、複数本を重ねたり編み込んだりするほうが安定します。
持ち手を付ける位置は、かごの左右中央にそろえます。
内側から外側へバンドを通し、側面の数段にわたって編み目へ差し込むと、引っ張ったときの負担が分散されます。
普段使いのバッグにするなら、口元の縁を二重にして、持ち手の根元を補強するとよいでしょう。
持ち手の長さは、手で持つか、腕に掛けるかで変わります。
短い持ち手は買い物かご風の印象になります。
長めの持ち手は腕に掛けやすい一方、荷物を入れたときの強度確認が欠かせません。
完成前に仮留めし、実際に持った高さを確かめてから固定しましょう。
失敗を防ぐ編み方のコツ
続いては失敗を防ぐ編み方のコツを確認していきます。
PPバンドはやり直しが比較的しやすい素材ですが、原因を知っておくと、ほどく手間を大きく減らせます。
編み目のゆるみと締めすぎの調整
編み目がゆるいと、完成後に形が崩れたり、隙間から小物が落ちたりします。
反対に、毎回強く引っ張ると、底が波打ち、かごの口が狭くなることがあります。
理想は、バンド同士が軽く接し、表面に大きな隙間がない状態です。
一段を編み終えたら、横方向だけでなく上下方向にも少しずつ整えます。
片側だけを一度に締めるのではなく、四辺を順番に調整すると、形を保ちやすいでしょう。
締める作業は、完成後にまとめて行うより、一段ごとに少しずつ行うほうがきれいに仕上がります。
角のゆがみと高さのばらつき
長方形のかごで多い悩みが、四隅の角が丸くなったり、側面が外へ広がったりすることです。
原因は、角でバンドを折る位置がそろっていないことや、側面を編むときに内側へ押さえていないことにあります。
各段を一周したら、机に置いて正面、側面、上からの形を確認します。
高さが低い場所は、編み目を上へ寄せるように整えると調整できます。
角をくっきりさせたい場合は、定規の角や厚紙を内側に当てて、形を保ちながら編む方法もあります。
端の飛び出しと安全な仕上げ
PPバンドの切り口は、わずかでも飛び出していると見栄えを損ねます。
肌に触れるバッグや、子どもが使う収納かごでは、端の処理を特に丁寧に行いたいところです。
余りを短く切りすぎると、編み目から抜けやすくなるため、差し込める長さを残してから処理します。
先端を一段下の編み目まで通し、内側で自然に止まる位置へ隠すと、外観も丈夫さも整います。
完成後は、かごの内側と外側を手でゆっくり触って確認します。
引っ掛かる場所、尖った切り口、抜けそうな端があれば、その場で差し込み直してください。
安全確認まで終えて、PPバンドかごは実用できる状態になります。
PPバンドかご作りのまとめ
PPバンドでかごを作るときは、用途に合わせてサイズを決め、必要な長さより少し余裕を持って材料を準備します。
底を交互に編む平編みを正確に行い、四隅から側面を立ち上げれば、初心者でも基本形のかごを完成させやすいでしょう。
単色の格子模様から始め、慣れてきたら市松風、ボーダー、持ち手付きバッグへと進めると、編み方の理解が深まります。
きれいなPPバンド作品のポイントは、強く締めすぎず、一段ごとに形を整えることです。
手芸キットを利用すれば、カットや配色に迷わず練習できます。
自分で材料を選ぶようになれば、収納したい物や部屋の雰囲気に合わせた、世界に一つのかご作りも楽しめます。