「精算」の英語表記は?例文・ビジネスでの使い方・言い換え・読み方(カタカナ・スラング・略称・短縮形もあれば)【名詞・形容詞・動詞等のスペルも】
「精算」は、交通費や立替金の処理から、契約終了時の金額調整、会社の清算まで幅広く使われる日本語です。
英語では状況により適切な語が異なり、いつでも settlement と訳すと不自然になる場合があります。
この記事では、経費精算、会計処理、支払い、最終的な債務整理などの場面別に、精算に関する英語表現と実務で使える例文を詳しく紹介します。
精算の英語表現一覧表

それではまず、精算に使われる英語表現の結論と使い分けについて解説していきます。
日常的な立替金や経費の精算には reimbursement、請求額や残額の決済には settlement がよく使われます。
| 日本語の意味 | 主な英語 | カタカナ読み | 主な使用場面 |
|---|---|---|---|
| 経費精算 | expense reimbursement | エクスペンス リインバースメント | 交通費、出張費、立替経費 |
| 立替金の精算 | reimbursement | リインバースメント | 従業員への返金 |
| 支払いの精算 | settlement | セトルメント | 取引、請求、残高の決済 |
| 勘定を合わせる | reconcile accounts | レコンスル アカウンツ | 会計帳簿と銀行明細の照合 |
| 割り勘を精算する | split the bill | スプリット ザ ビル | 食事代、飲み会、旅行 |
| 差額を精算する | settle the difference | セトル ザ ディファレンス | 契約金額や請求額の差額 |
| 最終精算 | final settlement | ファイナル セトルメント | 退職、契約終了、解約 |
| 会社を清算する | liquidate a company | リクイデイト ア カンパニー | 法人の解散と財産整理 |
| 支払いを済ませる | pay the balance | ペイ ザ バランス | 残金の支払い |
| 請求書を処理する | process an invoice | プロセス アン インボイス | 経理部門の支払業務 |
経費精算に適した reimbursement
reimbursement は、いったん個人が支払った費用を、会社や他者から払い戻してもらう意味です。
日本企業でいう経費精算に最も近い表現であり、出張費、タクシー代、会食費、備品購入費などに使えます。
名詞は reimbursement、動詞は reimburse です。
reimbursable は「払い戻しの対象になる」という形容詞で、経費規程や申請システムでもよく見かけます。
Submit your receipts for reimbursement by the end of the month.
月末までに、精算のための領収書を提出してください。
自分が立て替えたお金を戻してもらう構図なら、settlement より reimbursement のほうが明確です。
取引や債務の精算に適した settlement
settlement は、未払いの金額、債務、請求、取引条件などを最終的に解決することを指します。
金銭の支払いだけでなく、契約上の問題や法的な争いを解決する意味もあるため、ビジネス英語では非常に重要な単語です。
動詞は settle、形容詞としては settled が使われます。
たとえば invoice settlement は請求書の決済、final settlement は最終精算を表します。
settlement は単なる返金ではなく、未処理の金額や条件を最終的に片付けるニュアンスを持ちます。
経費の払い戻しを伝えたい場合は、reimbursement を優先すると誤解を減らせるでしょう。
会計上の精算に使う reconciliation
reconciliation は、複数の記録を照合し、差異を確認して帳尻を合わせる作業です。
銀行口座の残高と会計帳簿、売上データと入金データ、カード明細と経費申請を一致させる場面で使われます。
日本語では精算と訳されることもありますが、厳密には「照合」や「調整」に近い言葉です。
動詞は reconcile であり、reconcile the bank account は銀行口座を照合するという意味になります。
経費精算と立替払いの英語表現
続いては、社内で頻出する経費精算と立替払いの表現を確認していきます。
海外拠点とのやり取りでは、精算申請の締切日、領収書、承認、返金時期を明確に伝えることが大切です。
expense report の意味と使い方
expense report は経費精算書、または経費報告書を意味します。
従業員が支出内容、日付、利用目的、金額、添付書類などを記録し、上司や経理部門に提出する書類です。
expense claim も似た意味ですが、払い戻しを請求する行為に少し焦点があります。
Please submit your expense report through the internal system.
社内システムを通じて経費精算書を提出してください。
領収書は receipt、電子領収書は electronic receipt、添付するは attach と表現できます。
経費精算書そのものは expense report、払い戻しの請求は reimbursement claim と区別すると実務で役立ちます。
立替経費を返金してもらう表現
自分が支払った費用の返金を依頼する場合は、request reimbursement や claim reimbursement が使えます。
丁寧なメールでは、I would like to request reimbursement for と書き始めると自然です。
for の後には、交通費なら transportation expenses、宿泊費なら accommodation expenses を置けます。
I would like to request reimbursement for the taxi fare paid during the client visit.
顧客訪問中に支払ったタクシー代の精算を申請したいです。
reimburse は他動詞のため、会社側を主語にする形も使えます。
The company will reimburse you for eligible expenses は、会社が対象経費を払い戻すという意味です。
精算期限と承認フローの伝え方
経費精算には締切が設けられることが多く、deadline、submission deadline、cutoff date などの語が使われます。
承認は approval、承認者は approver、承認待ちは pending approval と表現できます。
不備がある領収書については、missing receipt や incomplete documentation と伝えるとよいでしょう。
経費精算の案内では、支出日、申請期限、必要書類、承認者、支払予定日をそろえて示すことが重要です。
英語では情報を短い項目ごとに整理すると、海外メンバーにも伝わりやすくなります。
支払い精算と請求書処理のビジネス英語
続いては、請求書、残金、取引先との支払い精算に関する表現を確認していきます。
経費精算とは異なり、取引先との金額処理では payment、invoice、balance、settlement を組み合わせる場面が中心になります。
請求書の精算と payment terms
請求書は invoice、請求額は invoiced amount、支払い条件は payment terms です。
Net 30 は、請求書発行日から30日以内に支払う条件を意味します。
請求書を受け取り、内容を確認し、支払いに回す業務は process an invoice と表せます。
invoice settlement は請求書に対する決済処理を意味し、社内経理や取引先との連絡で使いやすい表現です。
| 日本語 | 英語表現 | 使用例 |
|---|---|---|
| 請求書を受け取る | receive an invoice | We received the invoice yesterday. |
| 請求書を確認する | review an invoice | Please review the invoice details. |
| 請求書を処理する | process an invoice | The finance team is processing the invoice. |
| 支払いを行う | make a payment | We will make payment next week. |
| 残金を支払う | pay the remaining balance | Please pay the remaining balance. |
| 支払いを完了する | complete the payment | The payment has been completed. |
| 未払い残高 | outstanding balance | The outstanding balance is due soon. |
| 支払い遅延 | late payment | Late payment may incur a fee. |
残高と差額を精算する表現
残金は remaining balance または outstanding balance といいます。
remaining balance は契約金額のうち残っている支払額を示し、outstanding balance は支払期限を過ぎた未払い額を含むことがあります。
差額を精算する場合は settle the difference、adjust the balance、make an adjustment などが候補です。
We will settle the difference after confirming the final quantity.
最終数量を確認した後、差額を精算します。
金額に差異がある場合は discrepancy という語も便利です。
There is a discrepancy between the invoice and the purchase order は、請求書と発注書の間に差異があるという意味です。
決済完了を知らせるメール表現
支払いが終わったことを取引先に知らせる際は、The payment has been processed や We have completed the settlement と表現できます。
送金証明を添える場合は payment confirmation、proof of payment、remittance advice が使われます。
remittance advice は送金案内であり、どの請求書に対する支払いかを相手が照合しやすくする書類です。
支払い済みを連絡するだけではなく、請求書番号、支払日、金額、送金参照番号を添えると確認作業が円滑になります。
国際取引では通貨と銀行手数料の負担者も明記すると安心です。
精算の言い換えと場面別フレーズ
続いては、「精算」を自然な英語に言い換えるための場面別フレーズを確認していきます。
日本語の精算は非常に広い言葉なので、誰が誰に何のお金を支払うのかを考えると適切な英語を選びやすくなります。
日常生活での精算表現
友人との食事や旅行では、settle up、split the bill、pay someone back がよく使われます。
settle up は、お互いに立て替えた分を計算して支払いを済ませるカジュアルな表現です。
pay someone back は、借りたお金や立て替えてもらったお金を返すという意味になります。
| 場面 | 英語表現 | 自然なニュアンス |
|---|---|---|
| 食事代を割り勘にする | split the bill | 会計を人数で分ける |
| あとで精算する | settle up later | 立替分を後から整理する |
| 立て替えてくれた分を返す | pay you back | 個人間の返金 |
| 会計を済ませる | pay the bill | 店で支払う |
| 自分の分を払う | cover my share | 自分の負担分を支払う |
| おつりを精算する | sort out the change | 少額の差額を整理する |
日常会話で settlement を使うとやや硬く聞こえることがあるため、友人同士なら settle up や pay back が自然です。
契約終了や退職時の最終精算
契約終了、退職、賃貸借契約の終了時には final settlement という表現がよく使われます。
退職時の給与、未消化休暇、経費、控除額などを最終的に計算して支払う手続きが該当します。
employment contract の文脈では final pay や termination payment が使われる場合もあります。
Your final settlement will include unpaid salary and approved business expenses.
最終精算には、未払い給与と承認済みの業務経費が含まれます。
解約に伴う精算では closing statement も重要です。
これは取引終了時の金銭的な内訳をまとめた書類で、不動産売買、融資、保険などで使われます。
会社清算と法務関連の表現
会社そのものを清算する場合、日本語の精算とは異なり liquidation が中心語になります。
liquidate は資産を処分して債務を整理するという意味で、法人の解散手続きや破産手続きの文脈でも使われます。
legal settlement は、訴訟や紛争について当事者間で合意し、解決することを示します。
会社清算の liquidation と、支払精算の settlement は似て見えても対象が異なるため、混同しないことが大切です。
精算に関する品詞と読み方
続いては、精算に関係する英単語のスペル、品詞、カタカナ読みを確認していきます。
同じ語でも名詞、動詞、形容詞の形を使い分けることで、メールや契約書の英文が自然になります。
settle と settlement の品詞
settle は動詞で、支払う、解決する、落ち着かせるなど複数の意味を持ちます。
精算の話では settle an account、settle an invoice、settle a debt のように使われます。
settlement は名詞で、精算、決済、和解、合意、居住地などの意味があります。
カタカナ読みは settle がセトル、settlement がセトルメントです。
settle は行為を表す動詞、settlement は精算や解決の結果を表す名詞として覚えると整理しやすいでしょう。
たとえば We settled the invoice と The invoice settlement is complete は、どちらも実務で使えます。
reimburse と reimbursement の品詞
reimburse は動詞で、費用を払い戻す、立替金を返すという意味です。
reimbursement は名詞で、払い戻し、返金、経費精算額を表します。
reimbursable は形容詞で、精算可能な、返金対象となるという意味になります。
カタカナではリインバース、リインバースメントと表記されますが、発音は連続して聞こえやすい単語です。
reimburse は通常、会社や組織が個人に費用を返す場面で使われる動詞です。
従業員が主語になる場合は、I was reimbursed for the expense のような受動態が自然です。
略称とカジュアルな短縮表現
正式な経理文書では、むやみに略称を使わないほうが安全です。
ただし社内システムやチャットでは、expense reimbursement を exp reimbursement、expense report を expense rpt と省略する会社もあります。
一般的な標準略称ではないため、初めて相手に伝える場合は正式名称を優先してください。
カジュアルな会話では、settle up が「精算しよう」、pay back が「返すよ」という自然な言い方になります。
スラングとしての固定表現は多くありませんが、settle up は日常会話で使いやすい口語表現です。
精算を英語で伝える実践例文
続いては、メール、会議、チャットでそのまま応用できる精算の例文を確認していきます。
金額に関する連絡では、対象、期限、添付書類、対応依頼を具体的に書くことが基本です。
社内メールでの経費精算例文
経費精算の申請を伝える場合は、申請済みであることと確認してほしい内容を簡潔に記載します。
I have submitted my expense report for the business trip to Osaka.
大阪出張分の経費精算書を提出しました。
Please let me know if any additional documents are required.
追加書類が必要でしたらお知らせください。
領収書を添付する場合は、I have attached the receipts for your review と書けます。
精算の対象外である可能性を確認したいときは、Could you confirm whether this expense is reimbursable と尋ねると丁寧です。
取引先への支払い精算例文
取引先に支払い予定を伝える際は、invoice number と payment date を入れると行き違いを防げます。
支払いが遅れる可能性があるときは、早めに理由と新しい予定日を連絡することが信頼につながります。
We are scheduled to settle invoice number AB-204 by the end of this week.
請求書番号AB-204は今週末までに精算予定です。
Thank you for your patience regarding the payment process.
支払い手続きについてご理解いただきありがとうございます。
settle invoice number の形は、どの請求書を精算するのかを明確にできる実用的な表現です。
確認依頼と差額調整の例文
請求額と発注内容が一致しないときは、断定せず確認を依頼する書き方が適しています。
Could you clarify the difference between the invoice amount and the quoted price と書けば、請求額と見積額の差額を確認できます。
修正後の請求書を求める場合は、Please issue a revised invoice と伝えます。
金額差異の連絡では、誤りと決めつけるよりも、確認したいという姿勢で文章を組み立てると円滑です。
invoice amount、purchase order number、quoted price を具体的に示すと、相手も調査しやすくなります。
精算の英語表現のまとめ
最後に、精算の英語表現についてまとめます。
従業員が立て替えた費用の返金には reimbursement、取引先との請求額や残高の決済には settlement、帳簿や明細の照合には reconciliation を使うのが基本です。
友人同士の割り勘や立替金のやり取りなら、split the bill、settle up、pay someone back が自然でしょう。
精算を英語にするときは、誰が支払い、何を処理し、返金なのか決済なのかを最初に整理することが重要です。
経費申請では expense report と reimbursement、請求書業務では invoice と payment、契約終了時には final settlement を組み合わせると、状況に合った英文を作りやすくなります。
正確な単語選びによって、経理処理や海外とのビジネスコミュニケーションをより円滑に進められるはずです。