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ラジエーターファンとは?回らない原因と対策方法(電動ファン・モーター・回りっぱなし・ファンベルト)

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ラジエーターファンはエンジンの冷却を補助する重要な部品ですが、正常に動作しないと冷却性能が著しく低下します。

「ファンが回らない」「ファンが回りっぱなしになっている」といったトラブルを事前に把握しておくことが大切です。

この記事では、ラジエーターファンの役割・回らない原因と対策・回りっぱなしになる原因を詳しく解説します。

ラジエーターファンとは?基本的な役割と種類

それではまず、ラジエーターファンの基本的な役割と種類から解説していきます。

ラジエーターファンとは、ラジエーターに風を当てて冷却水の放熱効率を高めるための送風装置です。

ラジエーターファンの主な種類:

・電動ファン:電動モーターで駆動。水温センサーで自動制御。現代の多くの乗用車で採用

・機械式ファン(ファンベルト駆動):エンジンの回転をベルトで伝えて駆動。旧型車や大型車に多い

・ビスカスカップリングファン:エンジン温度に応じてファン回転数を自動調整する機械式ファン

車が走行中は前面から走行風が当たるためファンは不要ですが、停車中や低速走行時には走行風が得られないため、ファンによる強制送風が冷却性能を維持します。

電動ファンは水温センサーの信号をECU(エンジンコントロールユニット)が処理し、必要なときだけ自動的に動作する仕組みです。

ラジエーターファンが回らない主な原因

ラジエーターファンが正常に動作しない場合、いくつかの原因が考えられます。

原因 内容 対処法
電動モーターの故障 モーターが焼き付きまたは断線 モーターの交換
ヒューズ切れ 過電流によるヒューズ断線 ヒューズの交換と原因調査
水温センサーの故障 センサーが正しい温度信号を送れない センサーの交換
ファンリレーの故障 電動ファンへの通電を制御するリレーの故障 リレーの交換
配線の断線・接触不良 コネクターや配線の不具合 配線の点検・修理

ファンが回らないままエンジンを運転し続けると、特に渋滞・アイドリング時にオーバーヒートするリスクが高まります。

ファンが回りっぱなしになる原因

逆にファンが常時回り続ける「回りっぱなし」状態になる場合も故障のサインです。

主な原因としては水温センサーの故障(常に高温信号を送り続ける状態)、ECUの不具合、ファンリレーの固着などが挙げられます。

回りっぱなし状態は燃費悪化やバッテリー負荷増大につながるため、早めに点検・修理することが重要でしょう。

機械式ファン(ファンベルト)の注意点

ファンベルトで駆動される機械式ファンを持つ車では、ファンベルトの劣化や切断がファンの停止につながります。

ファンベルトは一般的に2〜3年または4〜5万kmを目安に点検・交換が推奨されています。

ベルトのひび割れ・摩耗・張りの低下が見られたら早めに交換することで、冷却不全によるオーバーヒートを予防できるでしょう。

ラジエーターファンまとめ

この記事では、ラジエーターファンの役割・種類・回らない原因と対処法・回りっぱなしになる原因・機械式ファンの注意点について詳しく解説しました。

ファンの異常はエンジンのオーバーヒートに直結するため、異常を感じたら早急に点検・修理することが大切です。

ラジエーターファンの正常な動作を維持することが、エンジン冷却性能を守る重要な要素となるでしょう。

今回の内容を参考に、車のメンテナンスにぜひ役立ててみてください。