文章を書いていると、括弧の英語表記や正しい発音が気になる場面があるのではないでしょうか。
日本語では「括弧」とひとまとめに呼ぶことが多いですが、英語では括弧の種類ごとに異なる名称が使われます。
parentheses・brackets・bracesといった単語を聞いたことがある方も多いでしょうが、それぞれがどの記号を指すのかを正確に理解している方は意外と少ないかもしれません。
本記事では、括弧の英語表記・読み方・発音を詳しく解説するとともに、英文での使用方法や記号の名称についても紹介していきます。
英語の文章作成やプログラミング、学術論文の執筆などに役立てていただければ幸いです。
ぜひ最後までお読みいただき、括弧の英語知識をしっかりと身につけましょう。
括弧の英語表記一覧:parentheses・brackets・bracesの違いを理解しよう
それではまず、括弧の英語表記の違いについて解説していきます。
英語には括弧の種類ごとに固有の名称があり、正しく使い分けることが英語でのコミュニケーションや文書作成において重要です。
主要な英語名称とその対応する記号を整理していきましょう。
parentheses(パーレンシーズ)とは
「parentheses(パーレンシーズ)」は、日本語でいう丸括弧「( )」の英語名称です。
単数形は「parenthesis(パーレンシス)」で、複数形が「parentheses」となります。
parenthesesは英語の文章で最もよく使われる括弧の英語名称のひとつです。
発音はカタカナで「パレンスィシーズ」に近く、アクセントは「パ」に置かれます。
英語の文章では、補足説明・読み仮名・略称・参照などを示す際にparenthesesが使われます。
英語文章でのparenthesesの使用例:
・The conference will be held in Tokyo (Japan) next month.
・He works for the United Nations (UN).
・Please refer to the appendix (see pages 45–50) for more details.
日常会話では「round brackets(ラウンドブラケット)」とも呼ばれることがあり、特にイギリス英語ではこの呼び方が一般的です。
brackets(ブラケット)とは
「brackets(ブラケット)」は、日本語の角括弧「[ ]」を指す英語名称です。
正式には「square brackets(スクエアブラケット)」とも呼ばれます。
発音は「ブラケッツ」で、比較的発音しやすい英単語です。
bracketsは学術文書での注釈や引用文内の補足に使われることが多い記号です。
引用文の中で筆者が補足を加える場合、「He said, ‘It was [the best] decision.’」のように使われます。
また、「アメリカ英語ではbracketsという単語が角括弧を指す」のに対して、「イギリス英語ではbracketsが丸括弧を指すことがある」という点が注意すべきポイントです。
英語圏の国や地域によって括弧の英語名称が異なる場合があるため、文脈に合わせた理解が求められます。
braces(ブレース)とは
「braces(ブレース)」は、日本語の波括弧「{ }」を指す英語名称です。
「curly brackets(カーリーブラケット)」とも呼ばれ、プログラミングの分野では特になじみ深い名称です。
発音は「ブレイシズ」で、アクセントは最初の「ブレ」に置かれます。
数学では集合の表記に、プログラミングではコードブロックの定義に使用される括弧です。
| 日本語名称 | 記号 | 英語名称(米) | 英語名称(英) | 別名 |
|---|---|---|---|---|
| 丸括弧 | ( ) | parentheses | brackets / round brackets | round brackets, parens |
| 角括弧 | [ ] | brackets / square brackets | square brackets | square brackets |
| 波括弧 | { } | braces | curly brackets | curly brackets, curly braces |
| 山括弧 | 〈 〉 | angle brackets | angle brackets | chevrons |
このように、英語名称は米英で異なる場合があるため、どちらの英語圏を対象とするかによって適切な名称を選ぶことが大切でしょう。
各括弧の英語での読み方・発音と正しい使い方
続いては、各括弧の英語での読み方・発音と正しい使い方について確認していきます。
英語の文章や会話の中で括弧の名称を正確に言えるようになると、海外の方とのやり取りや英語の資料作成がスムーズになります。
括弧の英語名称の発音まとめ
括弧の英語名称は、日本語話者にとって発音が難しいものも含まれています。
それぞれの発音をカタカナで確認しておきましょう。
括弧の英語名称と発音(カタカナ表記)
・parentheses → パ「レン」スィシーズ(アクセントは「レン」)
・parenthesis → パ「レン」スィシス(単数形)
・brackets → 「ブラ」ケッツ(アクセントは「ブラ」)
・braces → 「ブレイ」シズ(アクセントは「ブレイ」)
・angle brackets → 「アン」グル ブラケッツ
・curly brackets → 「カー」リー ブラケッツ
会話の中で「この記号は何と言いますか?」と聞かれた場合、正確な英語名称と発音を知っておくことで自信を持って答えられるでしょう。
特にプログラミングや理系の学術分野では、括弧の英語名称を日常的に使う機会が多いため、しっかりと覚えておくことをおすすめします。
英文での括弧の使用方法とルール
英語の文章で括弧(parentheses)を使う際には、日本語とは異なるルールがあります。
英語では、括弧内の文章が独立した文である場合、括弧の内側にピリオドを置きます。
括弧が文の一部を補足する場合は、括弧の外側にピリオドを置きます。
英語での括弧の使い方例:
・補足の場合:He visited Paris (the capital of France) last year.
・独立文の場合:She won the award. (It was her third consecutive win.)
・略称の明示:The World Health Organization (WHO) announced new guidelines.
また、英語では括弧を多用することを避けるのが文章作成の一般的なアドバイスです。
括弧内の情報は補足的なものであるため、括弧がなくても文章の意味が通るように本文を構成することが理想とされています。
angle brackets・chevronの使い方と英語でのシーン
山括弧の英語名称「angle brackets(アングルブラケット)」または「chevrons(シェブロン)」は、さまざまな分野で使われます。
HTMLやXMLのタグ記述では不可欠の記号で、「<p>」や「<div>」のように使います。
数学では不等号(less than / greater than)としての用途もあり、文脈によって意味が大きく変わる記号です。
言語学では音素を表すためにも使用されることがあり、専門分野ごとに異なる役割を持つ括弧といえます。
angle bracketsはウェブ開発や言語学、数学など幅広い分野で活躍する記号のひとつです。
括弧の記号名称:英語圏での正式な呼び方を知っておこう
続いては、括弧の記号名称として英語圏での正式な呼び方を確認していきます。
英語で技術文書を作成したり、海外のエンジニアと協業したりする場面では、記号の正式な英語名称を知っておくことが大変役立ちます。
英語圏でよく使われる括弧の略称・口語表現
英語圏では、括弧の名称に略称や口語表現が使われることもあります。
「parens(ペアレンズ)」は「parentheses」の略語で、プログラマーの間でよく使われます。
「curlies(カーリーズ)」は波括弧(braces)の口語表現として使われることがあります。
「squaries(スクウェアリーズ)」または「square brackets」は角括弧を指す表現です。
このような略称や口語表現を知っておくことで、英語圏のエンジニアや研究者との会話がよりスムーズになるでしょう。
LaTeXや学術論文での括弧の英語表記
学術論文やLaTeX(数式組版システム)では、括弧の使い方にも厳密なルールがあります。
LaTeXでは、丸括弧・角括弧・波括弧をそれぞれ「\left(」「\left[」「\left\{」のように記述し、サイズを自動調整する機能があります。
LaTeXでの括弧の正しい記述は、数式の美しさと可読性を高める重要なポイントです。
学術論文の英語表記では、引用文中の補足にbrackets(角括弧)を使うAPA形式やMLA形式といった引用スタイルごとのルールも存在します。
| 記号 | 英語名称 | 主な使用分野 | 発音(カタカナ) |
|---|---|---|---|
| ( ) | parentheses / round brackets | 英文・数学・プログラミング | パレンスィシーズ |
| [ ] | brackets / square brackets | 学術・プログラミング | ブラケッツ |
| { } | braces / curly brackets | 数学・プログラミング | ブレイシズ |
| < > | angle brackets / chevrons | HTML・数学・言語学 | アングル ブラケッツ |
英語でのキーボード入力時の括弧の呼び方
プログラミングやタイピングの場面では、キーボード上の括弧記号を英語で正確に伝えることが求められます。
「open parenthesis(オープン パーレンシス)」は「(」を、「close parenthesis(クローズ パーレンシス)」は「)」を指します。
「open bracket(オープン ブラケット)」は「[」、「close bracket(クローズ ブラケット)」は「]」を指します。
「open brace(オープン ブレース)」は「{」、「close brace(クローズ ブレース)」は「}」を指します。
開き括弧はopen、閉じ括弧はcloseをつけて表現するのが英語での基本的な呼び方です。
この知識があると、英語でのペアプログラミングやコードレビューの際に非常に役立つでしょう。
まとめ
本記事では、括弧の英語表記は?読み方と発音も解説(parentheses・brackets・braces・英文での使用方法・記号名称など)というテーマで、各括弧の英語名称・発音・使い方について詳しく解説しました。
丸括弧は「parentheses」、角括弧は「brackets」、波括弧は「braces」、山括弧は「angle brackets」と、種類ごとに異なる英語名称があります。
米英で名称が異なる場合があるため、対象とする英語圏を意識して使い分けることが大切です。
英文での括弧の使い方は日本語と異なるルールがあり、特にピリオドの位置に注意が必要です。
プログラミングや学術論文の分野では、括弧の英語名称を正確に知っておくことが業務や学習の効率化につながります。
括弧の英語表記と発音を正しく理解することは、英語でのコミュニケーション力向上に直結する知識といえるでしょう。
今回の内容を参考に、括弧の英語名称をぜひ日常のシーンで活用してみてください。