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60パーセントキーボードとは?メリットとおすすめも!(60%レイアウト・日本語配列・矢印キー・ファンクションキー・使いにくい理由など)

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近年、コンパクトキーボードのトレンドとして「60パーセントキーボード」が多くのゲーマーやパソコンユーザーの間で注目を集めています。

しかし「60パーセントキーボードって実際どうなの?」「矢印キーやファンクションキーがないと使いにくくないか?」という疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

本記事では、60パーセントキーボードとは何か、その特徴とレイアウトの基本、メリット・デメリット、日本語配列との相性、矢印キー・ファンクションキーの代替操作方法、そして初心者におすすめのモデル選びのポイントまで、幅広く丁寧に解説していきます。

コンパクトキーボードへの乗り換えを検討している方や、60パーセントキーボードが気になっている方にとって役立つ情報をお届けしますので、ぜひ最後までお読みください。

60パーセントキーボードとは?レイアウトと基本の結論

それではまず、60パーセントキーボードの定義とレイアウトの特徴について解説していきます。

60パーセントキーボードとは、フルサイズ(100%)キーボードを基準として、キー数をおよそ60%程度に絞ったコンパクトキーボードのことです。

一般的なキー数は61〜62キー程度で、テンキー・ファンクションキー(F1〜F12)・矢印キー・ナビゲーションクラスターがすべて省略されています。

省かれたキーはFn(ファンクション)キーとの組み合わせでアクセスするレイヤー方式が採用されており、物理的にキーがない分、デスクスペースを大幅に節約できます。

60パーセントキーボードは省スペース性を最重視した設計であり、デスクのマウス可動域を最大限に確保したいゲーマーや、ミニマルな作業環境を求めるユーザーに特に支持されているカテゴリーです。

60パーセントキーボードの標準的なキー構成

60パーセントキーボードの標準的なレイアウトでは、以下のようなキー構成が採用されています。

最上段には数字列(1〜0・記号)が並び、その下にQWERTY配列のメイン文字キーが続きます。

左右にはCtrl・Shift・Alt・Fnなどの修飾キーが配置されており、スペースバーは比較的長めに設計されているモデルが多いです。

矢印キー・F1〜F12・Delete・Insert・PageUp・PageDownなどの機能はすべてFnキー+別のキーの組み合わせ(レイヤー)でアクセスする仕組みになっています。

他のコンパクトキーボードとの比較

60パーセントキーボードを他のレイアウトと比較することで、その特徴がより鮮明に見えてきます。

レイアウト キー数目安 矢印キー Fnキー列 テンキー 横幅目安
フルサイズ(100%) 101〜108 あり あり あり 約450mm
TKL(80%) 87〜88 あり あり なし 約360mm
75% 84〜87 あり あり なし 約320mm
65% 66〜68 あり なし なし 約315mm
60% 61〜62 なし(Fn層) なし(Fn層) なし 約295mm

この比較表からも、60パーセントキーボードがいかにコンパクトかがわかります。

75パーセントと比較しても横幅で約25mm小さく、デスク上の見た目・実際の使用感に大きな差が生まれます。

60パーセントキーボードが人気を集める背景

60パーセントキーボードが近年急速に人気を高めた背景には、eスポーツ・FPSゲームの普及とカスタムキーボード文化の成熟があります。

FPSゲームではマウスの可動域を広く確保することが有利に働くため、キーボードを可能な限りコンパクトにしたいというニーズが高まりました。

また、独自のキーキャップやケースに交換してキーボードをカスタマイズするホビー文化(カスタムキーボード)において、60パーセントレイアウトが最もスタンダードな土台として普及していることも、人気を下支えしています。

Fnレイヤーのキーマッピングを自由にカスタマイズできるモデルが増えたことで、省キー数のデメリットが大幅に緩和された点も普及を加速させた要因のひとつです。

60パーセントキーボードのメリット

続いては、60パーセントキーボードを使うことの具体的なメリットについて詳しく確認していきます。

デスクスペースの大幅な節約

60パーセントキーボードの最大のメリットは、なんといってもその省スペース性です。

フルサイズキーボードの横幅が約450mmであるのに対し、60パーセントキーボードは約295mm程度と、実に15cm以上小さくなります。

この差がマウスの可動域に与える影響は非常に大きく、ローセンシ設定でFPSゲームをプレイするゲーマーにとって、キーボードの右側からマウスパッドの端までの距離が広がることで腕の振りが自由になるという直接的な恩恵があります。

また、ゲーミングデスク以外の作業環境でも、キーボードをコンパクトにすることでノートパソコンとの併用や、複数のモニターを置いたデスクのスペース効率が向上します。

持ち運びやすさと携帯性の高さ

60パーセントキーボードはコンパクトかつ軽量なため、持ち運びに非常に適しています。

カフェやコワーキングスペース、出張先のホテルなどでも自分のキーボードを持参して快適な入力環境を構築できるのは、60パーセントキーボードならではのメリットといえるでしょう。

バッグのサイドポケットや小さなポーチに収まるサイズ感は、フルサイズやTKLキーボードでは実現できない携帯性です。

カスタマイズ性の高さ

60パーセントレイアウトはカスタムキーボード文化の中で最もスタンダードな規格のひとつであり、対応するカスタムケース・カスタムキーキャップ・PCB(基板)の種類が非常に豊富です。

自分好みの素材(アルミ・樹脂・黄銅など)のケースに交換したり、個性的なデザインのキーキャップセットを取り付けたりすることで、世界にひとつだけの完全にオリジナルなキーボードに仕上げることができるのが60パーセントキーボードの醍醐味のひとつです。

タイピング時の手の移動距離の短縮

60パーセントキーボードでは、すべてのキーがコンパクトにまとめられているため、ホームポジション(ASDF・JKL;)から各キーへのアクセスに必要な手の移動距離が短くなります。

タッチタイピングに習熟したユーザーほど、この恩恵を強く感じることができ、長時間のタイピングにおける疲労軽減にもつながります。

60パーセントキーボードのデメリットと「使いにくい」と感じる理由

続いては、60パーセントキーボードのデメリットや「使いにくい」と感じる原因について確認していきます。

メリットと同様にデメリットも正直に把握しておくことが、後悔のない選択につながります。

矢印キーがないことへの慣れが必要

60パーセントキーボードで最も「使いにくい」と感じやすいのが、矢印キーが物理キーとして存在しないことです。

文章の編集・スプレッドシートの操作・ゲームの一部操作など、矢印キーを多用する作業では、Fnキーとの組み合わせ操作に慣れるまでに一定の学習期間が必要です。

一般的に60パーセントキーボードの矢印キーは、Fn+IJKL(ViキーバインドのHJKL配置など)に割り当てられているケースが多いですが、モデルによって割り当てが異なるため、購入前にキーマップの確認が重要です。

ファンクションキーがFn層にある不便さ

F1〜F12のファンクションキーが物理的に存在しない点も、60パーセントキーボードのデメリットとして挙げられます。

プログラミングでのデバッグ操作(F5・F8・F10など)、ゲームのスキル割り当て、OSやソフトウェアのショートカット操作においてファンクションキーを多用する方は、Fn層での操作に慣れるまでに苦労することがあります。

この点については、QMK・VIA対応のモデルを選べばFnレイヤーのキーマップを自由に設定できるため、自分の使い方に合わせたカスタマイズで解決できる場合も多いです。

日本語配列(JIS配列)の60パーセントキーボードが少ない

日本語配列(JIS配列)に対応した60パーセントキーボードは、英語配列(US配列)に比べて選択肢が非常に少ないという現実があります。

日本語配列では変換・無変換・かなキーなどが追加されるため、60パーセントという限られたキー数の中に収めることが設計上難しく、日本語配列専用の60パーセントモデルは流通量が限られています。

日本語入力が必須の方が60パーセントキーボードを使う場合は、英語配列キーボードをWindowsの設定でJIS認識させてIMEを切り替える方法や、AHKなどのキーリマップツールを活用する方法が選択肢となります。

数字入力・テンキー操作が苦手な作業には不向き

テンキー(数字入力専用キーパッド)が存在しないため、大量の数値データを入力する経理・会計・データ入力業務には不向きといえます。

この点は必要に応じて外付けのテンキーを別途接続することで補完できますが、コンパクト化のメリットがその分相殺されてしまう点は認識しておく必要があります。

60パーセントキーボードの選び方とおすすめポイント

続いては、60パーセントキーボードを選ぶ際の重要なポイントと、用途別のおすすめの考え方について確認していきます。

スイッチの種類と打鍵感の選び方

60パーセントキーボードに搭載されるスイッチは、主にメカニカルスイッチ・静電容量無接点スイッチ・メンブレンスイッチの3種類があります。

スイッチ種類 打鍵感の特徴 主な用途 価格帯
メカニカル(リニア) スムーズで軽い押し心地・クリック音なし ゲーミング・高速タイピング 中〜高価格帯
メカニカル(タクタイル) 押し込み途中でバンプ感あり・クリック音なし タイピング・プログラミング 中〜高価格帯
メカニカル(クリッキー) 明確なクリック感とクリック音あり タイピング重視・好み 中〜高価格帯
静電容量無接点 なめらかで疲れにくい・高耐久 長時間タイピング・プロ向け 高価格帯
メンブレン 柔らかくふわっとした押し心地 コスト重視・静音 低価格帯

ゲーミング用途には軽いアクチュエーションのリニアスイッチ、タイピング重視にはタクタイルスイッチが人気です。

試し打ちができる店舗で実際に打鍵感を確認してから購入するのが、後悔しないキーボード選びの最善策といえるでしょう。

有線・無線の選び方

60パーセントキーボードには有線(USB-C)モデルと無線(Bluetooth・2.4GHz)モデルがあります。

ゲーミング用途では遅延のない有線接続が基本ですが、デスクをすっきり見せたい・複数デバイスを切り替えて使いたいという場合には無線モデルも魅力的な選択肢です。

2.4GHzレシーバー接続のモデルはBluetooth接続より遅延が少なく、ゲームでも使用できるレベルの応答速度を持つモデルが増えてきています。

カスタマイズ対応(QMK・VIA)の有無を確認する

60パーセントキーボードを長く使いこなすためには、キーマップのカスタマイズが重要な要素になります。

QMK(Quantum Mechanical Keyboard)やVIA(ビジュアルキーマップエディタ)に対応したモデルを選べば、FnレイヤーのキーマップをGUI上で直感的に変更できます。

QMK・VIA対応モデルは自分の使い方に合わせてキー配置を完全カスタマイズできるため、デメリットとして挙げた矢印キー・ファンクションキーの問題を自分好みのレイアウトで解決できるのが最大の強みです。

まとめ

本記事では、60パーセントキーボードとは何か、その特徴・レイアウト、メリット・デメリット、日本語配列との相性、使いにくいと感じる理由とその対処法、そして選び方のポイントまで幅広く解説してきました。

60パーセントキーボードは省スペース性・携帯性・カスタマイズ性に優れた一方で、矢印キーやファンクションキーの物理配置がないという慣れが必要なキーボードです。

ゲーミング用途でマウス可動域を重視する方、ミニマルなデスク環境を追求したい方、カスタムキーボードの世界に入門したい方には非常におすすめできるカテゴリーです。

日本語入力をメインに使う方は日本語配列対応モデルの少なさというハードルがありますが、英語配列とIMEの組み合わせに慣れればその壁も越えられるでしょう。

本記事を参考に、ご自身の使い方に合った60パーセントキーボードを見つけ、コンパクトで快適なキーボードライフを楽しんでください。