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プロトコルの種類は?一覧と特徴を解説!(TCP:UDP:HTTP:FTP:SMTP:SIP:通信プロトコル:分類など)

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コンピュータネットワークの世界では、非常に多くのプロトコルが用途・階層・機能に応じて使い分けられています。

「TCPとUDPはどう違うのか」「HTTPとHTTPSの違いは何か」「FTPやSMTPは何のために使われるのか」といった疑問を持つ方は多いでしょう。

本記事では、主要な通信プロトコルの種類を一覧形式で整理し、それぞれの特徴と用途をわかりやすく解説していきます。

通信プロトコルはOSI参照モデルの階層ごとに分類されている

それではまず、通信プロトコルの分類方法について解説していきます。

通信プロトコルは、OSI参照モデル(開放型システム間相互接続)の7層構造に対応して階層的に分類されます。

各プロトコルはOSI参照モデルの特定の層(レイヤー)に対応しており、その層が担う通信機能を実現するための規約として機能します

OSI層 層の名称 代表的なプロトコル
第7層 アプリケーション層 HTTP・HTTPS・FTP・SMTP・DNS・SNMP
第6層 プレゼンテーション層 SSL/TLS・MIME
第5層 セッション層 NetBIOS・RPC・SIP
第4層 トランスポート層 TCP・UDP
第3層 ネットワーク層 IP・ICMP・ARP
第2層 データリンク層 Ethernet・PPP・Wi-Fi(IEEE 802.11)
第1層 物理層 RS-232・DSL・光ファイバー規格

実際のインターネット通信ではOSIモデルの簡略版であるTCP/IP(4層モデル)が基盤として使用されており、アプリケーション層・トランスポート層・インターネット層・ネットワークアクセス層の4層構成になっています。

TCPとUDPの違いと使い分け

続いては、最も基本的なトランスポート層プロトコルであるTCPとUDPの違いと使い分けについて確認していきます。

比較項目 TCP(伝送制御プロトコル) UDP(ユーザーデータグラムプロトコル)
接続方式 コネクション型(接続確立後に通信) コネクションレス型(接続なしで送信)
信頼性 高い(確認応答・再送制御あり) 低い(確認応答なし・再送なし)
速度 遅め(確認応答の待ち時間あり) 速い(オーバーヘッド少)
主な用途 Webブラウジング・メール・ファイル転送 動画配信・音声通話・オンラインゲーム

TCPは「3ウェイハンドシェイク」と呼ばれる接続確立手順でコネクションを確立してからデータを送受信するため、データの到達順序・完全性が保証されます。

UDPはデータの到達保証はないものの、オーバーヘッドが少なく高速通信が可能なため、多少のデータ欠損よりもリアルタイム性を優先する用途に適しています

主要なアプリケーション層プロトコルの特徴

アプリケーション層のプロトコルは私たちが日常的に利用するサービスを直接支えています。

HTTPはWebブラウザとWebサーバー間の通信プロトコルで、ポート番号80を使用します。

HTTPSはHTTPにTLSによる暗号化を加えたセキュア版で、ポート番号443を使用し現在のWebの標準となっています。

FTPはファイル転送専用のプロトコルで、サーバーとクライアント間でファイルをアップロード・ダウンロードするために使用されます。

SMTPとメール関連プロトコル

メール通信には複数のプロトコルが連携して機能しています。

SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)はメールの「送信」に使用されるプロトコルで、メールサーバー間の配送もSMTPが担います。

POP3とIMAP4はメールの「受信」に使用されるプロトコルで、POP3はメールをダウンロードしてローカル保存する方式・IMAP4はサーバー上でメールを管理する方式という違いがあります。

SIP・DNSなどその他の重要プロトコル

続いては、SIP・DNS・SNMPなどその他の重要なプロトコルについて確認していきます。

主要プロトコル一覧(その他)

DNS(Domain Name System):ドメイン名をIPアドレスに変換するプロトコル。インターネットの「電話帳」的役割。

SIP(Session Initiation Protocol):IP電話・ビデオ通話などのセッション確立・制御プロトコル。VoIPの中核。

SNMP(Simple Network Management Protocol):ネットワーク機器の監視・管理に使用するプロトコル。

SSH(Secure Shell):暗号化されたリモートログイン・コマンド実行のためのプロトコル。

DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol):IPアドレスを自動割り当てするプロトコル。

DNSはインターネット利用において最も重要なプロトコルのひとつであり、DNSなしでは「www.example.com」のようなドメイン名でWebサイトにアクセスすることができません

SIPはIP電話・Zoom・Teams・Skypeなどのビデオ会議システムのセッション管理に広く使用されており、通話・ビデオ会議の開始・終了・転送などの制御を担います。

まとめ

本記事では、通信プロトコルのOSIモデルによる分類から、TCP・UDPの比較・HTTP・HTTPS・FTP・SMTP・DNS・SIPなど主要プロトコルの特徴と用途まで解説しました。

プロトコルはそれぞれが特定の通信課題を解決するために設計されており、用途に応じた使い分けがシステムの効率と信頼性を左右します。

TCPは信頼性重視・UDPはリアルタイム性重視という基本的な使い分けを押さえたうえで、各アプリケーション層プロトコルの役割を理解することがネットワーク技術の基礎を固めるための重要なステップです。