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「風邪などひかぬようご自愛ください」は正しい敬語?二重敬語?例文付き

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「風邪などひかぬようご自愛ください」というフレーズは、ビジネスの場や日常会話でよく耳にする言葉の一つです。

私自身もよく使います。

しかし、この「風邪などひかぬようご自愛ください」という敬語が「正しいのか、また二重敬語にあたるのか」理解できている人はあまり多くありません。

ただ、正しい敬語を使うことは、コミュニケーションの基本であり、人との信頼関係を築くためにも欠かせません。

そんなこともありこの本記事では「風邪などひかぬようご自愛ください」という敬語に注目して、これが正しいのか?間違っているのか?また二重敬語にあたるのか?などについて詳しく解説します。

例文もたくさん使って説明しますので、ぜひご参考に♪

 

「風邪などひかぬようご自愛ください」は正しい敬語?二重敬語?

「風邪などひかぬようご自愛ください」という表現は、正しい敬語ですね。

正確には「風邪などひかぬようご自愛ください」の「ご自愛ください」のみが「尊敬語」に分類されます。

これに「風邪などひかぬよう」という状況を加えているだけのため、二重敬語ではなく正しい敬語なのです。

この表現は、一般的なビジネスシーンや日常会話においてもよく使われる表現であり、相手に対する敬意や心遣いを示すために用いられます。

また、この表現は風邪や病気に対しての慰めの言葉として用いられることもあります。

ただし、敬語表現には状況や相手との関係によって適切な表現が異なるため、注意が必要です。

例えば、人によっては「風邪などひかぬよう」という部分がネガティブな表現と捉えられてしまい、気持ちを害する可能性があります(まれですが)。そのため、このような方(知っていればですが)にはなるべく使用しないようにしましょう。

既に相手が風邪などの病気にかかっている場合などにもこの表現は控え、「お大事になさってください」や「早く良くなりますように」という表現を用いましょう。

さらに、この表現はやや古風な表現であるため、年配の方やフォーマルな場面では適切な表現であると言えますが、若い世代やカジュアルな場面ではやや古風すぎる印象を与える可能性があります。

そのため、場面や相手との関係によっては、より現代的な表現を使用する方がよいでしょう(上のようお大事になさってくださいなど)。

以上のように、「風邪などひかぬようご自愛ください」という表現は、正しい敬語(尊敬語)に分類されます。

上記の注意点を理解しつつ、ぜひご活用ください。

 

「風邪などひかぬようご自愛ください」を使った例文

  1. この度は弊社製品をご購入いただき、誠にありがとうございます。お客様にはご健康でいていただきたく、風邪などひかぬようご自愛くださいませ。
  2. AA様、ご多忙中にもかかわらず、弊社にお時間をいただき、誠にありがとうございます。お体には十分にご留意いただき、風邪などひかぬようご自愛くださいませ。
  3. 天候が急に変わるこの季節、お体に気をつけてお過ごしください。風邪などひかぬよう、ご自愛いただきますようお祈り申し上げます。
  4. お忙しい中、弊社イベントにご参加いただき、ありがとうございます。参加者様には健康でいていただきたく、風邪などひかぬようご自愛くださいませ。
  5. 新型コロナウイルス感染症が拡大する中、お出かけの際は特にご注意ください。また、お身体には十分ご留意いただき、風邪などひかぬようご自愛いただけますようお願い申し上げます。
  6. お越しいただきありがとうございます。今後もお元気で、健康に留意しつつお過ごしいただけますよう、風邪などひかぬようご自愛いただけますようお願い申し上げます。
  7. ご不明点がございましたら、いつでもお問い合わせください。お体には十分にご留意いただき、風邪などひかぬようご自愛くださいませ。
  8. このたびはお忙しい中、ご協力いただきまして、誠にありがとうございます。ご協力いただく皆様には、健康でいていただきたく、風邪などひかぬようご自愛くださいませ。
  9. 神社でのご祈祷ありがとうございました。今後もお体には十分ご留意いただき、風邪などひかぬようご自愛くださいませ。
  10. インフルエンザの季節になりました。お体には十分にご留意いただき、風邪などひかぬようご自愛いただけますよ

 

まとめ 「風邪などひかぬようご自愛ください」は正しい敬語?二重敬語?例文付き

ここでは、「風邪などひかぬようご自愛ください」は正しい敬語?二重敬語?例文付きについて解説しました。

敬語は慣れが必要ですので、ぜひこの機会にマスターし、上手に活用してくださいませ