「失礼します」の英語表記は?例文・ビジネスでの使い方・言い換え・読み方(カタカナ・スラング・略称・短縮形もあれば)【名詞・形容詞・動詞等のスペルも】
日本語の「失礼します」は、部屋に入るとき、退出するとき、話しかけるとき、謝るときなど、非常に幅広い場面で使える便利な言葉です。
一方、英語では状況によって自然な表現が変わるため、いつでも同じフレーズを使うと意図が伝わりにくいことがあります。
ビジネスメール、会議、電話、訪問、日常会話での使い分けを知れば、相手への敬意をより自然に示せるでしょう。
「失礼します」の英語表現一覧と使い分け

それではまず「失礼します」に対応する英語表現について解説していきます。
最初に結論をお伝えすると、相手の注意を引くなら Excuse me、退出するなら Please excuse me や I should get going、謝罪なら I am sorry が基本です。
日本語の一言を英語の一語へ機械的に置き換えないことが、自然なコミュニケーションへの近道になります。
場面別の基本表現
Excuse me は、通行人に声をかけるとき、話を遮るとき、近くを通るときに使える代表的な表現です。
カタカナでは「イクスキューズ ミー」に近く発音されますが、会話では「エクスキューズミー」のように続けて聞こえることもあります。
| 日本語での場面 | 英語表現 | カタカナの目安 | 自然なニュアンス |
|---|---|---|---|
| 人に道を譲ってもらう | Excuse me. | イクスキューズ ミー | すみません、通してください |
| 話しかける | Excuse me, may I ask you something? | イクスキューズ ミー、メイ アイ アスク ユー | 恐れ入りますが、お尋ねしてもよろしいでしょうか |
| 会議から退出する | Please excuse me. | プリーズ イクスキューズ ミー | 失礼いたします |
| 先に帰る | I should get going. | アイ シュッド ゲット ゴーイング | そろそろ失礼します |
| 軽くぶつかる | Sorry. | ソーリー | ごめんなさい |
| 聞き返す | Excuse me? | イクスキューズ ミー | もう一度お願いします |
| くしゃみや咳のあと | Excuse me. | イクスキューズ ミー | 失礼しました |
| 電話を中座する | Please hold on for a moment. | プリーズ ホールド オン フォー ア モーメント | 少々お待ちください |
ビジネスシーンの丁寧表現
職場や取引先では、Excuse me だけでも失礼ではありませんが、依頼や理由を加えると配慮が明確になります。
特に会議中や上司への声かけでは、May I と Could I を組み合わせる表現が役立ちます。
| 利用場面 | 使いやすい英文 | 日本語の意味 |
|---|---|---|
| 会議中に発言する | Excuse me, may I add something? | 失礼します、少し付け加えてもよろしいでしょうか |
| 会議を途中退出する | Please excuse me, I need to take a call. | 失礼します、電話に出る必要があります |
| 上司の席を訪ねる | Excuse me, do you have a moment? | 失礼します、少しお時間よろしいでしょうか |
| オンライン会議を退室する | I am sorry, but I have to leave now. | 申し訳ありませんが、そろそろ退席しなければなりません |
| 相手の発言に割り込む | I am sorry to interrupt, but may I clarify one point? | 途中で失礼しますが、一点確認してもよろしいでしょうか |
| メールで催促する | Sorry to bother you, but could you check this? | お忙しいところ恐れ入りますが、ご確認いただけますか |
カジュアル表現と注意点
親しい同僚や友人の前では、Sorry や I have to run のような短い表現も自然です。
ただし、目上の相手や改まった商談で短縮形だけを使うと、少し軽い印象になる場合があります。
Excuse me は相手の注意を引くための丁寧な一言です。
Sorry は迷惑をかけたことへの謝罪に向くため、両者を同じ意味として扱わないことが大切です。
なお、英語圏では「失礼します」と言って部屋へ入る習慣よりも、May I come in や Is this a good time と許可を尋ねる形が好まれることがあります。
Excuse me の意味と発音
続いては Excuse me の意味と読み方を確認していきます。
Excuse は動詞で「許す」「大目に見る」「免除する」という意味を持ち、me は「私を」です。
直訳すると「私を許してください」となりますが、実際には相手への配慮を示す決まり文句として使われます。
動詞 excuse のスペルと品詞
excuse のスペルは e x c u s e です。
動詞としては Excuse me のように使われ、名詞では an excuse として「言い訳」「理由」を意味します。
たとえば That is not an excuse. は「それは言い訳になりません」という意味です。
動詞の例 Excuse me for being late.
意味 遅れてしまい失礼しました。
名詞の例 He made an excuse for his absence.
意味 彼は欠席の理由を述べました。
自然に聞こえる発音
Excuse me のアクセントは、excuse の後半に置かれます。
ゆっくり発音すると「イクスキューズ ミー」ですが、日常会話では最初の母音が弱くなり、「スキューズミー」に近く聞こえることもあります。
語尾を強く言い切りすぎず、やわらかく相手へ向けると、丁寧で落ち着いた印象になります。
聞き返しとして Excuse me? と言う場合は、語尾を上げて疑問の気持ちを表します。
Excuse me と Pardon の違い
Pardon は「パードン」と読み、聞き取れなかったときに使える表現です。
Pardon me は Excuse me に近い意味ですが、地域や世代によっては少し格式ばった響きに感じられるでしょう。
カジュアルな会話では Sorry?、丁寧な職場では Excuse me? や Could you say that again? が使いやすい選択肢です。
相手の言葉を聞き返す場面では、単に Pardon? と短く言うより、Could you repeat that, please? と言うと誤解が少なくなります。
入室と退出に使う英語表現
続いては入室と退出の場面で使う英語表現を確認していきます。
日本語では「失礼します」だけで済む場面でも、英語では入る前、退出する前、帰宅する際で使う言葉が変わります。
動作に合ったフレーズを選ぶことが、自然なビジネスマナーにつながるでしょう。
部屋へ入る前の声かけ
会議室や上司の個室に入る際には、ノックをしてから May I come in? と尋ねるのが基本です。
意味は「入ってもよろしいでしょうか」であり、日本語の「失礼します」に最も近い役割を果たします。
すでに許可を得て入室する場合は、Excuse me と言って入ることも可能です。
May I come in?
入ってもよろしいでしょうか。
Excuse me, is Mr. Brown available?
失礼します、ブラウンさんはいらっしゃいますか。
ノックをして返事を待つことは、英語表現と同じくらい大切な配慮です。
会議や職場から退出する言い方
会議中にやむを得ず退出するときは、Please excuse me を使えます。
理由を一言添えるなら、Please excuse me, I need to take this call. が自然です。
終業後に同僚へ「お先に失礼します」と言う場合は、I am heading out. や I am going to call it a day. がよく使われます。
| 表現 | 主な場面 | 丁寧さ |
|---|---|---|
| Please excuse me. | 会議や会食からの退出 | 高い |
| I need to get going. | 仕事や予定の終了 | 標準 |
| I am heading out. | オフィスを出るとき | ややカジュアル |
| I have to run. | 急いで立ち去るとき | カジュアル |
| Have a good evening. | 退勤時のあいさつ | 標準 |
電話とオンライン会議の中座
電話中に一時的に席を外すなら、Please hold on for a moment. が適しています。
相手を待たせることになるため、I am sorry to keep you waiting. と戻ったあとに伝えると、より親切な印象です。
オンライン会議では、I need to drop off now. という表現もよく使われます。
ただし、重要な商談では I am sorry, but I need to leave the meeting now. のように、主語と理由を省かずに伝えるほうが安心です。
謝罪と聞き返しの言い換え
続いては謝罪と聞き返しに使える言い換えを確認していきます。
「失礼しました」は、相手に迷惑をかけたことへの謝罪なのか、聞き取れなかったことへの反応なのかで英語が異なります。
場面の違いを押さえると、謝りすぎや不自然な言い回しを避けられます。
Sorry と I am sorry の使い分け
Sorry は軽い接触、聞き返し、ちょっとした遅れなどに使える便利な言葉です。
I am sorry はより明確に謝罪する響きがあり、ビジネスメールや相手に負担をかけた場面に向いています。
さらに丁寧に伝えたい場合は、I apologize for the inconvenience. を使えます。
深刻なミスや正式な謝罪では、Excuse me より I am sorry や I apologize を選びます。
Excuse me は謝罪そのものより、軽い注意喚起や一時的な失礼への配慮を示す表現です。
聞き返しに使うフレーズ
相手の言葉が聞こえなかったとき、What? とだけ言うと強い印象を与える場合があります。
職場や初対面の相手には、Excuse me?、Sorry, could you say that again?、Could you speak a little more slowly? などが安心です。
Sorry, I did not catch that.
すみません、聞き取れませんでした。
Could you repeat the last part, please?
最後の部分をもう一度おっしゃっていただけますか。
聞き返す理由を短く添えると、相手は言い直しやすくなります。
メールでの丁寧な言い換え
メールでは Excuse me をそのまま使うより、Sorry to bother you や I apologize for the delay のような表現が自然です。
催促をするときは、I am sorry to follow up, but could you let me know the status? と書けば、相手を急かしすぎない印象になります。
依頼文の冒頭には、恐縮の気持ちを表す I am sorry to trouble you が使えます。
ただし謝罪を何度も繰り返すと、自信がない印象につながることもあるため、必要な箇所だけに丁寧表現を置くことがポイントです。
ビジネス会話とメールの例文
続いてはビジネス会話とメールでの実践例を確認していきます。
単語を覚えるだけではなく、前後の文と一緒に身につけることで、急な会議や英語対応でも言葉が出やすくなります。
以下の例文は、そのまま応用しやすい形です。
会議中の例文
発言者に割り込む必要がある場合は、まず I am sorry to interrupt. と伝えると角が立ちにくくなります。
続けて But may I ask a question? と言えば、質問したい意図を丁寧に示せるでしょう。
I am sorry to interrupt, but may I ask a question about the schedule?
途中で失礼しますが、スケジュールについて質問してもよろしいでしょうか。
Excuse me, could you clarify what you mean by this figure?
失礼します、この数字が何を意味するのかご説明いただけますか。
質問の前に Excuse me を置くだけでも、会議での発言がなめらかになります。
訪問と対面応対の例文
受付で担当者を呼んでもらうときは、Excuse me, I have an appointment with Ms. Smith. と言えます。
担当者の名前がわからない場合は、Excuse me, could you help me? でも問題ありません。
相手の前を通る際には、短く Excuse me. と言うだけで十分です。
飲食店や展示会など人が多い場所でも使えるため、最初に覚えるべき実用表現の一つといえるでしょう。
メールとチャットの例文
メールでは、件名や宛名のあとに本題へ入る前の一文を置くと、依頼がやわらかく伝わります。
チャットでは短く書くこともありますが、重要な相手には please を添えるのが無難です。
| 目的 | 英文例 | 使いどころ |
|---|---|---|
| 返信を催促する | Sorry to bother you, but could you reply when you have time? | やわらかい確認 |
| 遅延を謝る | I apologize for the delay in my response. | 正式なメール |
| 資料を再送する | Excuse me, but I am sending the file again for your reference. | 補足連絡 |
| 打ち合わせを退出する | Please excuse me, I have another appointment. | 会議の退席 |
| 依頼する | Could you please review the attached document? | 業務依頼 |
スラングと短縮表現の注意点
続いてはスラングと短縮表現の注意点を確認していきます。
「失礼します」に完全対応するスラングは多くありませんが、カジュアルな会話では短い言い方や省略表現が使われます。
相手との関係性を考えて選ぶことが欠かせません。
カジュアルな退席表現
I gotta go は「もう行かないと」という意味で、I have got to go をくだけた形にした表現です。
発音は「アイ ガラ ゴー」に近く、友人同士の会話ではよく耳にします。
ただし、取引先との会食やフォーマルな会議では避け、I need to get going を選ぶほうがよいでしょう。
See you later や I am off も退席時に使えますが、日本語の「失礼します」ほど丁寧な意味は含みません。
略称とチャット表現
英語のビジネスチャットでは、brb という略称が使われることがあります。
brb は be right back の頭文字で、「すぐ戻ります」という意味です。
ただし、正式なメールや社外の連絡で使うのは避けたほうが安心です。
BRB, I need to answer the door.
すぐ戻ります、ドアに出る必要があります。
ビジネス向けの言い方 I will be back in a few minutes.
数分で戻ります。
略称は社内チャットや親しい相手に限定するという意識を持つと、失敗しにくくなります。
避けたい不自然な直訳
日本語の「失礼します」をそのまま訳そうとして、I am rude. と言うのは不自然です。
rude は形容詞で「失礼な」「無礼な」という意味ですが、自分の行動を予告する表現には通常使いません。
また、Please forgive me は深い許しを求める場面では使えますが、オフィスから退室するだけの場面には大げさです。
英語では行動の目的を具体的に言うことが多いため、I need to leave now のように伝えるほうが自然でしょう。
まとめ
「失礼します」の英語は、注意を引くなら Excuse me、謝罪なら Sorry や I am sorry、入室なら May I come in?、退出なら Please excuse me や I need to get going が基本です。
特にビジネスでは、相手を遮るときの I am sorry to interrupt や、依頼時の Sorry to bother you が役立ちます。
Excuse は動詞、an excuse は名詞、rude は形容詞という品詞の違いも押さえておくと、英文を組み立てやすくなります。
場面に合う英語を選ぶことが、最も自然で丁寧な「失礼します」につながります。