普段何気なく使っている括弧ですが、「この括弧は何と読むのだろう?」と疑問に思ったことはないでしょうか。
文章を書く際や文章を音読する際、括弧の名称と読み方を正確に知っておくことはとても大切です。
括弧にはさまざまな種類があり、それぞれに「まるかっこ」「かくかっこ」「かぎかっこ」「やまかっこ」などの読み方があります。
本記事では、括弧の読み方と各種記号の名称・発音について詳しく解説していきます。
日常的によく使われる括弧から、専門分野で使われる珍しい括弧まで、幅広く取り上げます。
括弧の正確な読み方と名称を覚えることで、文章作成や会話での説明がよりスムーズになるでしょう。
ぜひ最後までお読みいただき、括弧の知識を深めてください。
括弧の読み方一覧:主要な括弧の名称と発音を確認しよう
それではまず、主要な括弧の名称と発音について解説していきます。
日本語で使われる括弧には多くの種類があり、それぞれに固有の読み方があります。
代表的な括弧を一覧で確認していきましょう。
「かっこ」という読み方の由来と基本
「括弧」を「かっこ」と読むことは広く知られていますが、この読み方の由来について触れておきましょう。
「括弧」は漢語由来の言葉で、「括」は「まとめる・くくる」、「弧」は「弓形・丸み」を意味します。
「かっこ」という読みは「括弧」の音読みから来ているもので、現在では一般的に広く使われています。
「括弧」という漢字を書ける方は少ないかもしれませんが、「かっこ」という読みはほぼ全ての日本語話者が知っている言葉でしょう。
各種括弧の読み方は、この「かっこ」に形や特徴を表す言葉を組み合わせたものが多く、非常に覚えやすい仕組みになっています。
主要な括弧の名称と読み方の一覧
代表的な括弧の名称と読み方を一覧表で確認しておきましょう。
| 記号 | 名称 | 読み方 | 別称・備考 |
|---|---|---|---|
| ( ) | 丸括弧 | まるかっこ | パーレン、小括弧とも |
| 「 」 | 鉤括弧 | かぎかっこ | シングルクォートに相当 |
| 『 』 | 二重鉤括弧 | にじゅうかぎかっこ | ダブルクォートに相当 |
| 【 】 | 隅付き括弧 | すみつきかっこ | 太い角括弧とも |
| [ ] | 角括弧 | かくかっこ | ブラケット、大括弧とも |
| { } | 波括弧 | なみかっこ | ブレース、中括弧とも |
| 〈 〉 | 山括弧 | やまかっこ | アングルブラケット |
| 《 》 | 二重山括弧 | にじゅうやまかっこ | 書名などに使用 |
| 〔 〕 | 亀甲括弧 | きっこうかっこ | 古文・学術注釈で使用 |
このように各括弧の名称はその形状や特徴から名付けられているものが多く、記号を見れば名称を思い出しやすいのが特徴です。
「かぎかっこ」と「にじゅうかぎかっこ」の読み方のポイント
「かぎかっこ(鉤括弧)」は、記号の形が「鍵(かぎ)」に似ていることからその名が付いたとされています。
「「 」」の開き側の形が鍵のように曲がっているところが特徴的です。
かぎかっこは日本語の文章で最もよく使われる括弧のひとつで、会話文・引用・書名・専門用語の強調などに使われます。
「にじゅうかぎかっこ(二重鉤括弧)」は、鉤括弧を二重にした形「『 』」で、書名や鉤括弧内の引用に使います。
この2種類の括弧を正確に読み分けることで、文章の構造を音読時に正確に伝えることができるでしょう。
括弧の発音と音読での扱い方
続いては、括弧の発音と音読での扱い方について確認していきます。
文章を声に出して読む場面では、括弧をどのように処理するかが問題になることがあります。
場面ごとの適切な対応方法を見ていきましょう。
音読時の括弧の発音ルール
文章を音読する際、括弧そのものを読み上げるか、括弧内の内容だけを読むかは場面によって異なります。
日常的な音読では、丸括弧内の補足説明は省略して読む場合と、自然なトーンで読み続ける場合の両方があります。
発表やスピーチなどの正式な場面では、括弧内の補足も含めて読むのが基本です。
ただし、括弧内の情報が本筋と関係が薄い場合は、読み飛ばしても差し支えないことがほとんどです。
状況に応じた柔軟な対応が求められるといえるでしょう。
各括弧の名称を音読で使う場面
プログラミングの解説や数式の口頭説明など、括弧の名称そのものを発音する場面があります。
例えばコードを読み上げる際、「(」は「まるかっこ開く」または「まるかっこ」、「)」は「まるかっこ閉じる」と読み上げるのが一般的です。
コード読み上げの例:
print(“Hello”) → 「プリント まるかっこ ダブルクォート ハロー ダブルクォート まるかっこ閉じる」
if (x > 0) → 「イフ まるかっこ エックス 大なり ゼロ まるかっこ閉じる」
このように括弧の名称を正確に発音できることは、プログラミング学習やコードのペアレビューの場面で大変役立ちます。
括弧の名称を口頭で正確に使いこなすことは、技術コミュニケーションの基本スキルのひとつといえるでしょう。
方言・地域差による括弧の呼び方の違い
括弧の呼び方には、一般的な名称の他に通称や俗称が存在することもあります。
「なみかっこ(波括弧)」は「ちぢれかっこ」や「くるりんかっこ」と呼ばれることもあります。
「かくかっこ(角括弧)」は「しかくかっこ」と呼ばれることもあり、地域や職場によって通称が異なる場合もあるでしょう。
正式名称を知っておくことで、どのような呼び方をされても対応できるようになります。
珍しい括弧の読み方:亀甲括弧・二重山括弧・隅付き括弧
続いては、珍しい括弧の読み方として亀甲括弧・二重山括弧・隅付き括弧について確認していきます。
日常的にはあまり使わない括弧でも、特定の分野では重要な役割を担っています。
亀甲括弧(きっこうかっこ)の読み方と使い方
亀甲括弧「〔 〕」は、その形が亀の甲羅(きっこう)に似ていることから名付けられた括弧です。
古文や学術文書での注釈・補足に使われることが多く、一般的な文章ではほとんど見かけない珍しい括弧です。
亀甲括弧「きっこうかっこ」という読み方は、日本語の歴史的な文書に関わる際に知っておくと便利です。
古典文学の校注や翻刻本などでは、亀甲括弧が注釈の範囲を示すために使われていることがあります。
二重山括弧(にじゅうやまかっこ)の読み方と使い方
二重山括弧「《 》」は、主に書名や音楽作品のタイトルを示すために使われる括弧です。
中国語の文章では書名号(書名を示す括弧)として広く使われており、日本語の文章でも書名を示す際に使われることがあります。
「にじゅうやまかっこ」と読み、山括弧を二重にした形が特徴的です。
日本語ではあまり一般的ではありませんが、翻訳文書や中国語関係の資料では目にする機会があるでしょう。
隅付き括弧(すみつきかっこ)の読み方と現代での使われ方
隅付き括弧「【 】」は「すみつきかっこ」と読み、その名の通り隅(すみ)が直角に付いた太めの角括弧です。
現代ではメールの件名やSNS、ウェブ記事の見出しで「【重要】」「【お知らせ】」のように使われるのが一般的です。
隅付き括弧(すみつきかっこ)の現代での主な使用例
・メールの件名:【ご確認ください】〇〇についてのお知らせ
・SNSの投稿:【速報】〇〇大学が新学部を設立
・ウェブ記事の見出し:【2024年版】おすすめのプログラミング入門書
・ビジネスチャットのタグ:【対応済み】【未対応】【確認中】
隅付き括弧は視覚的なインパクトが強く、情報を分類・整理するための現代的な括弧として幅広く活用されています。
読み方を知っておくことで、文章作成や資料作成の場面で適切に使いこなせるでしょう。
まとめ
本記事では、括弧の読み方は?各種記号の名称と発音(かっこ・まるかっこ・かくかっこ・かぎかっこ・やまかっこなど)というテーマで、各括弧の読み方・名称・発音について詳しく解説しました。
「かっこ」は「括弧」の音読みに由来する言葉で、各括弧の名称は形や特徴から名付けられているものが多くあります。
まるかっこ・かぎかっこ・かくかっこ・なみかっこ・やまかっこなど、記号の形を思い浮かべながら名称を覚えると身につきやすいでしょう。
音読での括弧の扱い方は場面によって異なり、プログラミングの解説では括弧の名称そのものを発音する機会が多くあります。
亀甲括弧・二重山括弧・隅付き括弧など珍しい括弧の読み方も、特定の分野では大切な知識です。
括弧の読み方と名称を正確に把握することは、文章作成・音読・技術コミュニケーションの質を高める基礎知識となります。
今回の内容を参考に、日常の文章作成や学習にぜひお役立てください。