「通帳」の英語表記は?例文・ビジネスでの使い方・言い換え・読み方(カタカナ・スラング・略称・短縮形もあれば)【名詞・形容詞・動詞等のスペルも】
通帳は日本の銀行サービスでは身近な存在ですが、英語では日本語の一語と完全に同じ範囲を表す単語が常に使われるわけではありません。
海外送金、銀行窓口での相談、英文メール、履歴書の提出書類などでは、目的に応じて表現を選ぶ必要があります。
とくに passbook は便利な語である一方、国や金融機関によっては通じにくい場合もあるため、bank statement や account record との違いを押さえることが大切です。
通帳の英語表現と基本的な使い分け

それではまず通帳の英語表現と基本的な使い分けについて解説していきます。
passbook の意味と読み方
通帳を表すもっとも代表的な英語は passbook です。
カタカナでは「パスブック」と読み、銀行口座の入出金履歴を記帳できる冊子型の通帳を指します。
passbook は名詞であり、複数形は passbooks です。
日本の銀行が発行する紙の通帳を説明したいときには、まずこの単語を使うと意味が伝わりやすいでしょう。
My bank issued me a new passbook.
私の銀行は新しい通帳を発行してくれました。
ただし、passbook を日常的に使う地域と、オンライン明細を中心に考える地域には差があります。
相手が日本の銀行制度に詳しくない場合は、passbook の後に bank account booklet や a booklet showing account transactions と補足すると親切です。
bankbook と bank passbook の位置づけ
bankbook も通帳として見かける表記ですが、一般的な英語としては passbook のほうが自然 とされます。
bankbook は意味を推測してもらいやすい反面、辞書的な定着度や使用頻度では passbook に及ばないことがあります。
bank passbook は、銀行の通帳であることを明確にしたいときの説明的な表現です。
社内資料や外国人向けの案内で誤解を減らしたいなら、bank passbook とし、初出時に簡単な説明を添える方法が安心でしょう。
| 表現 | 品詞 | 主な意味 | 使いやすい場面 |
|---|---|---|---|
| passbook | 名詞 | 記帳式の通帳 | 一般的な説明 |
| bank passbook | 名詞句 | 銀行発行の通帳 | 制度説明や案内文 |
| bankbook | 名詞 | 銀行通帳 | 限定的な表現 |
| account booklet | 名詞句 | 口座情報の小冊子 | 補足説明 |
通帳そのものがない銀行での表現
近年は紙の通帳を発行せず、アプリやウェブ画面で利用明細を確認する銀行も増えています。
この場合、通帳を求める意味で passbook と言うよりも、bank statement や transaction history を使うほうが正確です。
bank statement は口座明細書であり、通常は一定期間の残高や取引をまとめた公式書類を指します。
transaction history は取引履歴で、銀行アプリの画面やダウンロード可能な履歴にも使える表現です。
紙の通帳を指すなら passbook、証明書類としての明細を指すなら bank statement、画面上の履歴なら transaction history を選ぶと、英語の意図が明確になります。
通帳に関係する英単語の品詞とスペル
続いては通帳に関係する英単語の品詞とスペルを確認していきます。
名詞として使う口座関連語
通帳の話題では、通帳だけでなく口座、残高、入金、出金といった名詞も頻繁に必要になります。
銀行口座は bank account、普通預金口座は savings account、当座預金口座は checking account または current account と表します。
米国英語では checking account、英国英語では current account がよく使われます。
残高は balance、取引は transaction、預金は deposit、引き出しは withdrawal です。
| 英単語 | カタカナ目安 | 品詞 | 意味 |
|---|---|---|---|
| passbook | パスブック | 名詞 | 通帳 |
| account | アカウント | 名詞 | 口座 |
| balance | バランス | 名詞 | 残高 |
| statement | ステイトメント | 名詞 | 明細書 |
| transaction | トランザクション | 名詞 | 取引 |
| deposit | デポジット | 名詞 | 預金、入金 |
| withdrawal | ウィズドローアル | 名詞 | 出金、引き出し |
口座の種類は国によって制度と呼び方が異なるため、重要書類では銀行側の英語表記を確認するのが確実です。
動詞として使う入出金関連語
入金するは deposit、引き出すは withdraw、送金するは transfer が基本です。
deposit は名詞と動詞の両方で使える一方、withdraw は動詞、withdrawal は名詞という違いがあります。
通帳へ記帳する行為をそのまま一語で表す定番の動詞は少ないため、update the passbook や print the transactions in the passbook のように表現します。
I deposited cash into my account and updated my passbook.
私は口座に現金を入金し、通帳を記帳しました。
ATMで通帳記入をする場面では、update a passbook が実務上わかりやすい言い方です。
ただし海外のATMには通帳記帳という機能自体がないことも多く、取引明細を印刷する場合は print a receipt や print a transaction record と言い換えるとよいでしょう。
形容詞的に使う関連表現
通帳に関連する英語では、bank、account、financial、electronic などが名詞の前に置かれ、形容詞のような働きをします。
たとえば bank account は銀行口座、financial record は金融記録、electronic statement は電子明細です。
paper passbook は紙の通帳、digital banking はデジタル銀行サービスを表します。
形容詞としての official は公式の、available は利用可能な、inactive は休眠中のという意味で、口座手続きの文脈でも役立ちます。
英語では日本語の「通帳あり口座」を一語で言うより、a bank account with a passbook のように、対象と状態を分けて表すと自然です。
通帳を使った英語例文と会話表現
続いては通帳を使った英語例文と会話表現を確認していきます。
銀行窓口で使う基本例文
銀行窓口では、短く具体的に希望を伝えることがポイントです。
通帳をなくした場合は I lost my passbook. と言えます。
新しい通帳が必要なら I would like to get a new passbook. が自然です。
記帳を依頼したいときは Could you update my passbook, please? と丁寧に尋ねられます。
Could you print my recent transactions?
最近の取引明細を印刷していただけますか。
身分証明書を求められる可能性もあるため、I have my passport and bank card with me. と続けられるようにしておくと便利です。
日本の銀行支店で外国人対応をする場合も、passbook と recent transactions を組み合わせると意図が伝わりやすくなります。
日常会話での自然な言い換え
友人や家族との会話では、通帳という物そのものより、口座の残高や取引履歴に話題が移ることが多いでしょう。
そのため I checked my bank balance. や I looked at my transaction history. のような表現が自然です。
「通帳を見て確認した」は I checked it in my passbook. と言えますが、オンライン銀行なら I checked it on my banking app. のほうが現代的です。
通帳という名詞にこだわりすぎず、何を確認したのかを英語にする と、会話の流れが滑らかになります。
| 日本語 | 自然な英語表現 |
|---|---|
| 通帳を確認する | check my passbook |
| 残高を確認する | check my balance |
| 明細を確認する | review my bank statement |
| 履歴を見る | look at my transaction history |
| 通帳をなくす | lose my passbook |
| 通帳を再発行する | get a replacement passbook |
書類提出で使う例文
ビザ、賃貸契約、奨学金、扶養関係などでは、口座の状態を示す書類を提出するケースがあります。
このような場面で必要なのは通帳そのものではなく、公式な銀行明細であることが少なくありません。
I need an official bank statement for my visa application. は、ビザ申請用の公式な銀行明細が必要です、という意味です。
Please submit a copy of your passbook. と指定されている場合は、通帳のコピーを提出するよう求められています。
提出先が求めているのが通帳のコピーなのか、残高証明書なのか、取引明細なのかを確認しましょう。
passbook、bank statement、balance certificate は同じ書類ではありません。
ビジネスにおける通帳関連の英語表現
続いてはビジネスにおける通帳関連の英語表現を確認していきます。
経理と総務で使う表現
会社の経理業務では、個人用の通帳よりも corporate bank account、bank statement、payment record などの表現が中心になります。
法人銀行口座は corporate bank account、会社名義の口座は company bank account と表せます。
月次の銀行明細は monthly bank statement、入出金の照合は reconciliation of bank transactions と言います。
経費精算では、通帳の写しというより bank statement copy や transaction record が証憑として扱われることが多いでしょう。
英語メールでは、添付物の名称を曖昧にせず、Attached is a copy of the bank statement. のように明記すると誤送付を防げます。
取引先への依頼メール
取引先に振込先の確認を依頼する際は、通帳の画像を依頼するより、bank account details を求める表現が一般的です。
bank account details には通常、口座名義、銀行名、支店名、口座番号、国際送金なら SWIFT code などが含まれます。
Please provide your bank account details for payment. は、支払いのために銀行口座情報をご提供ください、という定型的な依頼です。
海外送金では passbook の情報だけでは足りない可能性があるため、必要項目を一覧で示すと業務が進めやすくなります。
| 依頼内容 | 英語表現 | 注意点 |
|---|---|---|
| 振込先情報 | bank account details | 必要項目を確認する |
| 口座名義 | account holder name | 正式表記を用いる |
| 銀行明細 | bank statement | 対象期間を添える |
| 残高証明 | balance certificate | 発行日を確認する |
| 取引履歴 | transaction history | 閲覧用か証明用かを分ける |
機密情報を扱う際の表現
通帳や銀行明細には口座番号、残高、住所、取引先などの機密情報が含まれることがあります。
ビジネスで共有する場合は、Please redact any unnecessary personal information. と伝えると、不要な個人情報をマスキングしてほしいという依頼になります。
redact は、文書内の機密部分を黒塗りなどで非表示にする動詞です。
また、Please send the document through our secure portal. とすれば、安全な共有システムを利用して送付してほしい旨を表せます。
銀行情報はメール本文へ直接記載せず、社内ルールに沿って管理する ことが重要です。
通帳の言い換えと略称とスラング
続いては通帳の言い換えと略称とスラングを確認していきます。
正式表現と説明的な言い換え
passbook のほかに、状況に合わせて account book、account booklet、bank account record などの説明的な表現を使えます。
ただし account book は帳簿の意味にもなりうるため、銀行通帳を特定したい場面では bank を加えたほうが安全です。
bank account record は口座記録という広い意味で、紙の通帳に限定されません。
日本独自の記帳文化を説明する文章では、a passbook used to record deposits and withdrawals とすると、初めて聞く人にも理解されやすいでしょう。
| 表現 | ニュアンス | おすすめの用途 |
|---|---|---|
| passbook | 冊子型の通帳 | 最も基本的な表現 |
| account booklet | 口座用の小冊子 | 補足的な説明 |
| bank statement | 銀行明細書 | 公式提出書類 |
| transaction history | 取引履歴 | アプリやオンライン画面 |
| account record | 口座記録 | 広い意味の記録 |
略称と短縮形の考え方
通帳を表す passbook には、広く定着した正式な略称はほとんどありません。
社内チャットなどで勝手に PB と略すと、payment book、project brief など別の意味に受け取られるおそれがあります。
英語圏のビジネスでは、略称を作るより passbook とフルスペルで書くほうが確実です。
bank statement は文脈によって statement と省略できますが、初回は bank statement と書くのがよいでしょう。
短縮形よりも、相手に誤解なく伝わるフルスペルを優先する ことが国際業務の基本です。
スラングと口語表現の注意点
通帳そのものに対応する、広く使える英語スラングはほぼありません。
お金を指す slang として cash、bucks、money などはありますが、通帳の代わりにはなりません。
また、book は帳簿や予約、書籍など非常に多くの意味を持つため、単独で通帳の意味に使うのは避けるべきです。
口語で My bank app shows it. と言えば、銀行アプリに表示されているという自然な説明になります。
カジュアルな会話でも、passbook は通帳、statement は明細、app は確認手段 と区別しておくと混乱がありません。
通帳の英語表現を使う際の注意点
続いては通帳の英語表現を使う際の注意点を確認していきます。
国や銀行制度による違い
通帳を使う文化は国によって異なります。
紙の通帳が一般的だった地域でも、現在はオンライン明細やモバイルバンキングへ移行していることが少なくありません。
そのため、相手が passbook を知らない可能性を想定し、必要に応じて説明を加えるとよいでしょう。
海外の金融機関へ問い合わせる際は、Do you issue passbooks for savings accounts? と尋ねれば、普通預金口座用の通帳を発行しているか確認できます。
回答がない場合でも、bank statement や downloadable transaction history の提供可否を聞くことで代替手段を探せます。
通帳と明細書を混同しないための確認
日本語では通帳のコピーで足りると思われる場面でも、海外の提出先が求めるのは署名、銀行印、発行日を含む正式な明細書かもしれません。
bank statement は通常、金融機関が発行する一定期間の明細です。
balance certificate は特定日時点の残高を証明する書類であり、通帳とも取引明細とも目的が異なります。
書類の英訳では、見た目の近さではなく提出先が確認したい情報で語を選びましょう。
取引の流れなら transaction history、残高なら balance certificate、口座の冊子なら passbook が目安です。
翻訳時に役立つ確認項目
通帳を英訳する前には、紙の冊子か、電子データか、提出用書類か、日常的な会話かを確認します。
次に、相手が銀行関係者なのか、行政機関なのか、一般の取引先なのかを考えると、必要な専門性が見えてきます。
機械翻訳だけで bankbook と出た場合も、そのまま確定せず、文脈に合う passbook や bank statement を選び直す姿勢が大切です。
一つの日本語に一つの英単語を固定するのではなく、用途に合わせて訳語を選ぶ ことが正確な英語表現につながります。
まとめ
「通帳」は英語で passbook と表すのが基本で、カタカナではパスブックと読みます。
紙の通帳を説明するなら passbook、証明書類としての銀行明細なら bank statement、オンライン上の取引履歴なら transaction history が適しています。
入金は deposit、引き出しは withdraw、残高は balance といった関連語も合わせて覚えると、銀行窓口や英文メールで使いやすくなります。
ビジネスでは通帳という言葉をそのまま使うより、必要な書類や情報を具体的に示すことが重要でしょう。
相手が何を必要としているかを確認し、passbook と bank statement を正しく使い分ける ことで、英語での金融手続きや業務連絡がより円滑になります。