ネットショッピングやフリマアプリでの発送、引っ越しの荷造りなど、日常生活の中でダンボール箱を使う機会はたくさんあります。
「80サイズ」という表記は宅配便の料金区分として広く使われていますが、具体的にどのような大きさのダンボールが80サイズに該当するのか、正確に把握していない方も多いでしょう。
本記事では、80サイズのダンボールとはどのような規格なのかという基本から、縦・横・高さの寸法の計算方法、配送料金の目安、梱包のコツまで、実用的な情報を幅広く解説していきます。
宅配便をよく利用する方、ネットショップで発送作業をしている方はぜひ最後まで読んでみてください。
80サイズダンボールとは縦・横・高さの3辺合計が80cm以内のダンボール箱を指す規格区分である
それではまず、80サイズダンボールの定義と、3辺合計という計算方法の仕組みから解説していきます。
宅配便の「サイズ」とは3辺合計のことを指す
宅配便のサイズ区分(60サイズ・80サイズ・100サイズなど)は、荷物の縦・横・高さの三辺を足し合わせた合計の長さによって決まります。
宅配便サイズの計算式
3辺合計(cm)= 縦(cm)+ 横(cm)+ 高さ(cm)
80サイズの条件:3辺合計が80cm以内であること
(かつ、各辺の長さが規定の上限を超えないこと)
例:縦30cm × 横30cm × 高さ20cm の箱
→ 30 + 30 + 20 = 80cm = 80サイズ ✓
例:縦35cm × 横30cm × 高さ20cm の箱
→ 35 + 30 + 20 = 85cm → 100サイズに該当
サイズ区分は「80cm以内=80サイズ」「81〜100cm以内=100サイズ」のように段階的に定められており、1センチでも超えると一段階上のサイズ料金が適用されます。
そのため、梱包後の測定を忘れずに行い、サイズが上がらないよう工夫することが送料節約の基本です。
80サイズダンボールの代表的な寸法パターン
3辺合計80cm以内に収まるダンボールの寸法は様々な組み合わせがありますが、市販されているダンボールでよく見られるパターンを確認しましょう。
| 縦(cm) | 横(cm) | 高さ(cm) | 3辺合計(cm) | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 38 | 27 | 15 | 80 | 書籍・雑貨向け |
| 35 | 25 | 20 | 80 | 衣類・小型家電向け |
| 40 | 30 | 10 | 80 | 平たい荷物・書類向け |
| 30 | 25 | 25 | 80 | 正方形に近い形状 |
| 40 | 25 | 15 | 80 | 細長い荷物向け |
同じ80サイズでも箱の形状によって収納できる品物の種類が変わるため、送る荷物の形状に合わせた寸法のダンボールを選ぶことが効率的な梱包につながります。
重量制限についても確認が必要
宅配便のサイズ区分は3辺合計の長さだけでなく、重量にも制限があります。
80サイズの一般的な重量上限は運送会社によって異なりますが、多くの場合25kg以内または30kg以内が基準となっています。
たとえば3辺合計が78cmであっても、重量が30kgを超えていれば通常の宅配便では受け付けてもらえないケースがあります。
書籍・食品・工具など重い荷物を送る際は、サイズだけでなく重量も必ず確認するようにしましょう。
主要運送会社の80サイズの配送料金と比較
続いては、ヤマト運輸・佐川急便・日本郵便など主要運送会社の80サイズの配送料金体系について確認していきます。
運送会社別の80サイズ配送料金の目安
80サイズの配送料金は、運送会社・配送元・配送先・契約状況によって異なります。
ここでは一般的な個人向けの料金体系の概要を確認します。
なお、料金は変動することがあるため、最新の正確な料金は各運送会社の公式ウェブサイトでご確認ください。
| 運送会社 | サービス名 | 80サイズの料金目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ヤマト運輸 | 宅急便 | 900〜1,800円程度(距離による) | 全国対応・翌日配達エリア広い |
| 佐川急便 | 飛脚宅配便 | 900〜1,700円程度(距離による) | 法人向け割引が充実 |
| 日本郵便 | ゆうパック | 870〜1,700円程度(距離による) | コンビニ・郵便局持込割引あり |
個人利用の場合、料金を抑えるためには持込割引(コンビニや営業所に直接持ち込む)の活用が効果的です。
ヤマト運輸の宅急便やゆうパックでは持込割引として100〜150円程度の割引が適用されることが多く、積み重ねると大きな節約になります。
フリマアプリ・ECサイト向けの割引配送サービス
メルカリ・ヤフオク・Amazonなどのプラットフォームを利用した個人間取引では、プラットフォームと運送会社が提携した割引配送サービスが多数提供されています。
主なフリマ・EC向け配送サービスと80サイズ料金の目安
【らくらくメルカリ便(ヤマト運輸)】
全国一律料金・匿名配送対応・80サイズ:850円程度
【ゆうゆうメルカリ便(日本郵便)】
全国一律料金・匿名配送対応・80サイズ:870円程度
【ヤフネコパック(ヤマト運輸)】
ヤフオク・PayPayフリマ向け・全国一律・80サイズ:870円程度
※料金は変動する場合があります。最新情報は各サービスの公式サイトでご確認ください。
通常の宅配便料金と比べて、これらのプラットフォーム専用サービスは全国一律料金かつ一般料金より割安になっていることが多く、個人での発送には積極的に活用することをおすすめします。
着払いと元払いの使い分け
宅配便の支払い方法には「元払い(送り主が送料を払う)」と「着払い(受取人が送料を払う)」の二種類があります。
フリマアプリでの取引やプレゼントの発送では元払いが一般的ですが、企業への返品・交換・修理品の発送では着払いが指定されることもあります。
着払いの場合、実際に送料を支払うのは受取人であるため、相手に送料の負担をお願いする事前確認が礼儀として重要です。
80サイズの荷物を正確に測定する方法と梱包のコツ
続いては、荷物が80サイズに収まるかどうかを正確に確認する測定方法と、サイズを効率よく収めるための梱包のコツを見ていきます。
荷物の正しい測定方法
宅配便のサイズは「梱包後の状態」で測定されます。
ダンボール本体のサイズではなく、緩衝材・テープ・ラベルなどを含めた最終的な荷姿の寸法で計算することが重要です。
測定の手順として、まずダンボール箱に梱包を完了させます。
次にメジャーまたは定規を使い、縦(一番長い辺)・横・高さをそれぞれ計測します。
膨らんでいる部分や飛び出た部分がある場合は、最も外側の寸法で計測します。
最後に三辺の合計を計算してサイズ区分を確認します。
計測に迷う場合は運送会社の窓口や営業所で計測してもらうことも可能ですので、不安な場合は持ち込み確認をおすすめします。
80サイズに収めるための梱包テクニック
荷物が80サイズに収まるかギリギリの場合に使えるテクニックをいくつか紹介します。
まず、緩衝材の選択を工夫することが効果的です。
エアパッキン(プチプチ)は厚みが出やすいため、薄めの包装材(ティッシュペーパー・ハトロン紙)に置き換えることで全体のサイズを小さくできます。
次に、ダンボールの高さを調整する方法もあります。
ダンボールの側面上部を内側に折り込んで高さを下げる「高さカット梱包」や、適切なサイズの箱に変更することで3辺合計を削減できます。
また、中身を別の方向に向けて入れ直すことで寸法の組み合わせが変わり、3辺合計が減る場合があります。
一番長い辺を短くすることが3辺合計削減に最も効果的です。
ダンボールの強度を維持する正しいテープの貼り方
梱包の際、ダンボールの底面・上面のテープの貼り方は荷物の強度を大きく左右します。
ダンボールの正しいテープの貼り方
【底面】
基本の「一字貼り」に加え、十字または「H字貼り」を推奨
・一字貼り:中央の継ぎ目に1本貼る(軽量品向け)
・十字貼り:中央縦横に十字でテープを貼る(標準)
・H字貼り:中央の縦1本+フラップ接合部の横2本(重量品向け)
【上面(封かん)】
一字貼りまたは十字貼りで確実に封をする。
フラップの合わせ目に必ずテープが重なるよう貼ること。
重い荷物(本・食品・工具など)には底面のH字貼りまたは二重テープ貼りが推奨されます。
底抜けや開封事故を防ぐことで、荷物の破損リスクを大幅に下げることができます。
80サイズダンボールの購入・調達方法
続いては、80サイズのダンボールをどこで入手するか、コスト効率のよい調達方法を見ていきます。
ダンボールの入手先と価格の目安
80サイズ対応のダンボールは様々な場所で購入または入手できます。
| 入手先 | 価格目安(1枚) | 特徴 |
|---|---|---|
| ホームセンター | 50〜150円程度 | 少量購入に便利・持ち帰り可 |
| コンビニ・郵便局(ゆうパック用) | 100〜200円程度 | 発送手続きと同時購入が便利 |
| Amazon・楽天(まとめ買い) | 40〜90円/枚(10枚以上) | 大量購入でコストダウン |
| スーパー・ドラッグストア(廃棄品) | 無料〜数十円 | サイズが不規則な場合あり |
| 引っ越し会社・ダンボール専門店 | 50〜120円/枚(まとめ買い) | 規格サイズが揃っている |
頻繁に発送を行うネットショップ運営者や、引っ越しで大量に使う方には、インターネットでのまとめ購入が最もコスト効率が良い選択肢です。
一方、年に数回しか発送しない方には、コンビニや郵便局での都度購入が手軽でよいでしょう。
ダンボールの強度選びと素材の違い
ダンボールには厚さ・波形の種類(Aフルート・Bフルート・Eフルートなど)があり、用途によって適切なものを選ぶことが重要です。
Aフルートは厚さ約5mmの最も一般的な強度のダンボールで、80サイズの一般的な荷物(衣類・雑貨・書籍など)に適しています。
Bフルートは厚さ約3mmで薄くコンパクトであるため、軽量品や精密機器の内箱に使われることがあります。
Wフルート(ダブルフルート)はAフルートを2枚重ねた約8mmの厚さで、重量品・精密機器・食品の輸送に適した高強度ダンボールです。
重さが5kg以上の荷物や割れ物を送る場合はWフルートの使用を検討することで、輸送中の破損リスクを大幅に低減できます。
環境に配慮したダンボールの再利用と処分
使用済みのダンボールは適切に処理・再利用することで環境負荷を減らすことができます。
一度使用したダンボールでも、強度が十分であれば再梱包して再使用することが可能です。
ただし、配送ラベルや記名が残っている場合は個人情報漏洩防止のため、完全に除去または塗りつぶしてから再使用することが重要です。
使用済みダンボールは自治体の資源ごみ(紙・段ボール)として回収に出せる場合がほとんどです。
大量のダンボールが出た場合はスーパーの資源回収ボックスや、引っ越し会社の回収サービスを利用することも選択肢です。
ダンボールはリサイクル率の高い素材であるため、適切なルートでの処分が環境保護につながります。
まとめ
本記事では、80サイズダンボールの定義と計算方法から、代表的な寸法パターン、主要運送会社の配送料金、正確な測定方法と梱包テクニック、そしてダンボールの調達方法まで幅広く解説しました。
80サイズとは縦・横・高さの3辺合計が80cm以内の荷物に適用されるサイズ区分であり、38×27×15cmや35×25×20cmなど様々な寸法の組み合わせが該当します。
配送料金は運送会社・距離・サービスによって異なりますが、フリマアプリ専用サービスを活用することで全国一律の割安料金での発送が可能です。
梱包の際は緩衝材の選択・テープの貼り方・ダンボール強度の選択を適切に行うことで、荷物の安全な輸送と送料の節約を両立できます。
本記事の知識を活かして、宅配便をより賢く・効率的に活用していただければ幸いです。